センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「セクハラ社長」について問う

小室哲哉の一件以降、すっかり風当たりの強くなった感のある週刊文春.....

 

 

んで、別に寝返ったわけではないが、無人島もしくは刑務所の独房‥。仮に一誌しか持ち込めないという規則があったら、おそらく筆者は「新潮」のほうを選ぶ。このサイト名も【ニュータイド!】にしても、本当はよかった。

‥最大の理由は、誰でも“物知り”になれる点だろう。扱っている内容は文春と大差はないが、記事の中に偉人の言葉や過去の名曲、本の中の名文などが散りばめられている点。これが参考になること請け合い。たとえば、最新の号ではこういった具合(※1)

 

中島美嘉雪の華』は、小雪舞う中、永遠の愛を誓い合った男女を歌ってロングヒットを記録した佳曲である。が、後に当の歌い手が夫と破局を迎えたように、現実は常に儚く、うつろいやすい。地上に落ちてはすぐ消える雪のように‥‥

 

先月から各地で混乱をもたらしている大雪にもかけて、また絶妙な“引用”である。この文章を読んで『中島美嘉って誰だ?』『何才?』『雪の華とはどんな曲?』『どうして旦那と別れたの?』などと、好奇心の塊となって、怒涛の検索攻勢が始まりだす。こうすることにより貴方も他人より一歩、“中島美嘉博士”となれるのだ(笑)。社内で女子社員にチヤホヤされたひオヤジは、ぜひ新潮に目を通しておこう。

 

 

◇Me Too?

 

その新潮より、久々ショッキングな見出しが‥‥。【「日本ハム社長」電撃辞任の裏側に】とは、一体なにが起こったのか?

 

 

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記事によると、1月に突如辞任を表明した60代のS社長が、空港内のVIPラウンジにおいて、女性アテンダントに「セクハラ発言」をしていたとのこと。日ハム広報もこれを認めた発言をしており、記事に書かれている件は、概ね事実である模様。

『卑猥極まりない言葉』(同記事より)を初対面の女性に‥‥これだけ世の中がセクハラ排除の風潮が強まっているさなか、このオヤジは自らの立場も弁えず、何を考えているのだろう。“例のジャーナリスト”ではないが、こちらも「酒の勢い」を言い訳に。常套手段である。

「新潮風」を見倣い、筆者も“引用”をするならば、前々回のエントリーにも記した【101回目のプロポーズ】。万年係長の星野達郎に、ようやく昇進のチャンスが訪れた。しかし、セクハラの常習だった上司を注意したことで、その機会を棒にふってしまう。それでも達郎は笑っていた。

 

『ヒーローみたいでかっこよかったろ』

 

‥これに引きかえ、日ハム前社長は「エーロー」である。いい歳したオトコがみっもないったらありゃしない。若い女性の気を引きたいのなら、貴方の会社が持っている球団の、話題沸騰若手選手のことでも勉強しておけばいい。少なくとも私ならそうする。

 

また、記事の“締め方”というのが、なかなか勉強になって、まいど新潮も秀逸であるのだが、今回はこのように締めくくられている。

 

球団オーナーの「ハレンチ辞任」にさわやかルーキー清宮は何を思うか。

「生々しい」のはハムだけにしてほしい。

 

 

う~ん‥‥40点か。

ハムを生々しいだなんて、普段あんま言わないしな(苦笑)

いずれにせよ、こんなところで無意味に名前を持ち出された清宮君も災難である。

 

 

《参考》

(※1)週刊新潮 2018年 2/22 号 [雑誌]

 

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