センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

File.3【謎すぎるオトコの正体】

時効の日を指折り数える浅野温子主演のサスペンス調のドラマに、一時期ハマっていた。

 

‥以前の法律であれば殺人事件の時効が成立する15年まで、あと半年。事件発生から14年以上の年月を経て、廿日市事件の犯人が捕まった。まさに急転直下の逮捕劇の裏側には一体何があったのか。

 

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数多ある平成以降の「未解決事件」のなかでも、当案件は筆者も長年気になっていた。目撃者も複数名いて、特徴のあるモンタージュの似顔絵‥。そういった意味では【精華大学殺人事件】などと双璧をなす、なぜ犯人を一向に割り出すことができないのか、不思議で仕方のない事件のひとつだった。

 

 

未解決事件データ

 

 

白昼堂々被害者宅に乗り込む。そこに計画性は微塵も感じられない。ただ何よりも解らなかったのは、犯人とされていた男の動機。殺害された高校生は、一部報道によると、交友関係はそれほど広くはなかったそうだし、まして“危険”な人物たちとの関りもなかったとしている。目撃者であるふたりの肉親も、男の顔に見覚えはなかった。男は一体誰で、何の目的で、彼女を刺したのか‥‥。

 

今現在入ってきている情報では判然としないのだが、やはり、顔見知りであった可能性は高そうだ。‥となると、また謎が沸いてきて、男に、何か殺意を持たせるほどの強い「動機」があったことになる。

犯行に及んだあとの男は、誰にも悟られることなく真面目に働いていたそうで、この辺りも他の殺人犯たちとは一線を画す。犯人が捕まって良かったのだけれど、逮捕されてまた謎が深まったという塩梅。‥もっとも、これは今後警察の手によって解明されていくのであろうが。

 

廿日市の事件を注目していた、もうひとつの理由として、被害者の父親がだいぶ以前よりブログを書かれていた点が挙げられる。開設の目的も、迷宮入りする恐れもあった事件の情報提供をもっぱら呼びかけるためでのもので、ブログ(SNS)の新しい在り方を私たちに呈示してくれた。

 

SA・TO・MI ~娘への想い~

 

犯人逮捕はひとつの通過点。とにかく「真実」を知りたい‥といったところが、父親の今の率直な想いだろう。被害女性の冥福を祈る。

 

 

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