センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「最強」への道

好機に凡退し続け、怒りに震えていた長谷川勇也が起死回生の同点アーチ‥4番の内川聖一が自身初なるサヨナラホームラン‥‥いいかげん劇的すぎんだろ、

 

ソフトバンク死ね!!

 

と、先日国会でも取り上げられた、某匿名ブログのごとく書きなぐってしまったが、ホークスファンは、まちがっても筆者のことを恨んだりはしないでほしい。

プロバイダはYahoo!と契約し、携帯もSB製を所持‥日ハムやロッテといった食品会社への投資より、毎日の西武線の運賃よりも、お宅の親元には毎月金を払い続けている。‥しかも、余談ではあるが、学生時代に長らくダイエーでのバイト経験有という、実はけっこう「ホークス」に、縁とゆかりがあったりする男なのだから。こう見えて。

 

 

栗山監督の“宣言”どおり、いつも以上にガチで勝ちにいっていただけに、痛い敗戦だ。今は、カード勝ち越せれば『凄い』と云われる最強ソフトバンク時代‥。昨シーズンもこっぴどくやられてしまったから、監督が目の色を変えて挑むのも当然。

 

しかし、私は肝心なところで他チームと対戦しているときと同じようなタクトをふるった監督が気に入らなかった。『8回はマーティン』。なぜ、最強を前にしても、ここに固執してしまったのか....

 

8回は件の長谷川から、左打者が並んでいた。てっきり宮西尚生の続投かと思っていたら、あっさり交代。‥あの監督のことだから『俺はマーティンを信用している』とか、『これがファイターズの勝ちパターンなんだ』とも云いたいのだろうけれど、本気(ガチ)で勝ちに行くのなら、せめて長谷川まで宮西を引っ張り、以下、代打が起用されたらマーティンを登場させるといった惜しげもない起用法でも、よかったのではないか。‥あるいは「事故」は起こらなかったのかもしれない。

 

いつも通りなら、何の問題はない。ガチ宣言をしておきながら、最後に“型にはめてしまった”栗山采配は、はたしてどうだったのだろう。‥短期決戦さながら、もっと石橋を叩いて渡るような戦術をしいていかないと、ホークス相手には勝てない‥。今季も、あらためてそれを思い知らされた。

 

 

他にも敗因はあったと思うが、私が8回の継投について、クドクドとこだわっている理由は他でもない。大谷翔平の勝ち星が消えてしまったからだ。開幕してから、ちょうど一か月。まだ、エースに勝ち星がつかない異常事態。心底、早く勝たせてやりたい‥勝ちをつけてあげたい‥。

 

もっとも、防御率の良さだけでは計れない、大谷自身にも問題はあるのだろう。ここまで本調子とはいいがたく、総じて変化球の制球が定まらず、ストライクが入らない。投球のリズム悪さが、野手陣の「無援護」と微妙に関係している可能性もあるからだ。無理は禁物とはいえ、後続投手の負担を考えれば、できればしっかり7回は投げ切ってほしかった。

 

 

しかしながら、つい先日まで大型連勝としていたチームとは思えない「一勝」にかける執念、熱さがホークスにあった。これが、24日の試合にかんしていえば、いくらかファイターズより上回っていたのだろう。昨シーズンほどの「力の差」は、それほど感じられない。僅差のスコア、対戦成績を見ても判るとおり、5戦を交えた時点では、互角以上に戦えているといっていい。

 

‥そう、ホークスとは互角で十分だ。その分、他チームに勝ち越していければ、ファイターズにも勝機がある。「打倒・最強へ」 パ・リーグの灯を消さないために、今年は最後まで食らいついていく。