センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

おソレイッタ!大谷翔平

野手出場試合で5試合連発....

 

 

投手・大谷の不調は「肉体改造」がアダになったのでは?そういった見方をする専門家が、わりと多い。野球医学の知識に疎い筆者に詳しいことは分からないけれども、おそらく無駄な肉が付きすぎてしまい、フォームにキレが生じなくなったということなのだろう。よって、ボールが以前よりいかなくった‥‥。

 

しかし、ここまでの彼を見ていると「筋肉増強」は打撃の方で、大いに活かされてる模様だ。17日、今期8号目となるアーチは、まさに“驚弾”。左中間の最深部、上段へと放り込んだ。あの当たりなら、狭い北九州でなくとも、どこの球場でも余裕でスタンドに届いている。

左打者で、まして国産の選手で、あんなに強い打球を逆方向に飛ばすプレーヤーを、私は若干一名、知っている。‥‥松井秀喜。野手・大谷は、もしかしたらメジャーでも本当に通用してしまうかもしれない。

 

規格外。我々は、平成の世に、トンデモナイ選手を目の当たりにしている。助っ人外国人がもうひとり、ファイターズには居るような感じ。大谷のために野手登録枠を残し、ひいては貴重な「DH枠」まであけている、監督からかけられた期待に、十二分に応えているといっていいだろう。

 

 

今季は「20発」を目標にしているといった報道を見たことがある。‥20発どころか、30発も可能ではないか?そんな今の、大谷の勢い。かつて近鉄にいたブライアントが、わずか74試合の出場で、34のアーチをかけた。メジャー級のパワーも手にした彼ならあるいはと、想いを馳せてみる。

 

一昨年、二桁勝利・二桁本塁打の達成でベーブルースの持っている記録が掘り起こされた。この規格外の男は偉大な先人の名を、たびたびメディアに登場させる。

 

今回は「5試合連発」で、従来の球団記録を持っていたトニー・ソレイタ。リーグ優勝した1981年に、同記録を打ち立てている。筆者はリアルタイムでソレイタを目にしたことはないが、数々の「伝説」は古参のファンによって訊かされ、また関連書物により、知っている。

世界の王さんも成しえていない、4打席連続本塁打を二度。ひとたび鋭い当たりを飛ばせば『そっれイッタ!!』と後楽園のファンは総立ちとなり、西武ライオンズに在籍していた永射保をまったく打てなかったという‥ネガティブなものまで、彼にまつわる話題には事欠かない。

そもそも、球団シーズン最多本塁打記録を持っているのも、ソレイタである。1980年にマークした45本は、30年以上経った今でも打ち破られていない。球団史に燦然と輝く、サモア出身の大砲‥。筆者も一度、この目で拝んでみたかったものである。

 

 

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1983カルビープロ野球より