センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「松坂世代」

先のウエスタンリーグ、広島戦で2回途中9失点で降板‥‥

 

 

もう、松坂大輔は見れないのだろうか。

とりわけファンというわけでもないが、同世代の常に先頭を走り続けてきた「キング」。やはり、彼の錆びつきぶりは、1野球ファンとして哀しい。

契約期間(3年契約の2年目)を満了できるかどうかさえ危うくなってきた、今の状態で、もし‥このまま現役を終えようものなら、松坂は「英雄」などではなくなってしまう。最後に我々の脳裏に残るのは、史上最悪の給料泥棒。投げない背番号「18」の姿だ。

 

最高のタイミングでメジャーに行ったとは思う。西武最後の2006年は防御率、勝利数、勝率の3部門で自己ベストを記録。同年のプレーオフでは、あの斉藤和巳にも投げ勝っている。

 

移籍したレッドソックスでも、最初の2年は先発ローテーションに加わって二ケタ勝利をあげる活躍をみせたものの、以降はジリ貧となり、一昨年オフ、日本に帰ってきた。

たしかにメジャーで成績を残し続けるのは容易ではないが、レ軍でも、最後の方は“置いておいてもらった感”もある松坂‥‥。彼にとって、異国で過ごしてきた8年間とは、どんなものだったのだろう。

 

 

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 今後「英雄」扱いされずらなくなる要因、もうひとつに、まず見た目の悪さ。ブクブクした、横幅のある躰。まるで現役引退してから数年を経た、解説者のオッサン。‥もともと太りやすい体質なのかもしれないが、アメリカでの食生活がよくなかったのか?  いや、逆によすぎたのか‥。

いずれにせよ、投げている姿を見ていると、我々までもが何か“息苦しさ”のような感覚を抱くときがある。決して身長も高くはない彼があれだけ横にくれば、素人目でみても、投球に支障が生じることくらいは判る。「不摂生」を疑われてしまっても、彼に真っ向から反論できる余地は、おそらくない。

 

 

脂肪がつきやすくなる、もちろん年齢的な部分もあると思う。だが、はたと周りを見回してみると、松坂の同僚であり、同年齢の和田毅‥。(日本球界での)ブランクを感じさせないほど、一軍戦で奮闘しているが、彼なんか、まったくといっていいくらい、体型に変化が見られない。

大袈裟な話、ダイエーホークス入団したての頃と見比べても、見た目もそんなに変わらないのではないか。結果、特徴的な投球フォームも当時のまま“維持”できている。これは日々の摂生の仕方と、トレーニングの賜物ではないのか....

 

 

凋落したキング、大幅年俸ダウンの杉内俊哉ばかりが 「松坂世代」ではない。すでに引退した選手もいるが、村田修一小谷野栄一は復活の気配を見せはじめ、新垣渚は、先発で投げていた。

春夏制覇の横浜フィーバーから18年‥。甲子園の「主役」となった男たちも、はや今年“年男”となった。