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センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

ブログの在り方

社会

世にも奇妙な物語」に、いかにも私好みな、面白い話があった。

 

 

主人公は女の人気小説家。ある日を境にして極度のスランプに陥った彼女は、書くことがまったく出来なくなってしまい、自殺の覚悟も決めた。

そんなとき、向かいのマンションに住む、異常で奇怪な行動をとる男の存在を確認する。彼女は望遠鏡で男の生態を観察し続け、それを基に、再び小説を書き始めたのだが....

 

 

といったストーリー。この木村佳乃主演の【連載小説】は、“二度見”をお勧めする。物語の謎を解く鍵の大部分が、序盤に隠されているから。

‥まぁ、今回の主題がここではないので、結論からいってしまえば、男は、彼女自身がつくり上げた虚像。つまり、小説の“ネタ”が欲しいがため、小説家としての意識とは別に、異常な男という「第二の人格」を自らの中に形成していたのだ。

 

ありがちな現実と妄想の区別がつかなくなった‥の類ではなく「もう一人の自分」、いわば複数人格者である。すべてを悟り、狐につままれたような顔をした、警察に連行されていく佳乃の姿が妙に印象深かった。無理もない。だって、やったのは“オトコ”で彼女は、ただ小説を書いていただけなのだから。

 

 

世にも奇妙な物語―小説の特別編 赤 (角川ホラー文庫)

 

 

これとよく似た物語が【あなただけ見えない】 【共犯者】で、主演はともに三上博史である。多彩な演技力をみせる、彼だからこそ成せる業。しかし、当然のことながら、所詮みな「つくり話」である。

小説のネタが欲しいと強く思うあまり、【共犯者】なら孤独に耐えられなくなった女が生み出してしまった、もうひとりの自分‥‥

 

雑多な今日の現実世界でも、十分に起こり得るシチュエーションだ。

では決してドラマの中で描かれる人物のようにならないために、人はどうすれば良いのか? 

 

 

ブログをお勧めしたい

 

 

なりたい自分、または想いの丈を、そこへ書き尽くすのだ。

書くという行為によって、頭の中が整理され、現実と妄想の狭間に、きちんと線を引くことができる。記録(ログ)としても残るので、あとで見直すことも可能となり、当時、自分が何を考えていたのかを振り返られる‥。

 

そして、なりたい自分を書く。これで欲望を満たされることこそないが「決意表明」の場として、ブログを利用するのもいいだろう。

先日、乳癌を患い、現在闘病中の小林麻央さんが、まさに「なりたい自分になる」と題したエントリーをブログに記し、マスコミなどで取り上げられていた。そこにあった文言が、実に的を射ている。

 

 

ブログという手段で

陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました

 

そう。本当になりたい自分‥なりたかった自分を、ブログで創造していく。そういった場としてのブログ執筆だ。強い決意をも窺えたエントリー。

同じ病気に苦しんでいる人、何より自分自身のために、彼女は“あえて”オープン”にし、真正面から病気と向き合った。貴重な声を聴ける彼女のブログは今後も重宝され続け、勇気づけられる人も大勢いることだろう。

 

 

ameblo.jp

 

 

有名人にかぎらずに、どんな方でもそれはできる。あなたの「発信」次第で人を救ったり、パワーを分け与えたりすることも可能だ。なりたい自分を想像していくうち、そのうち、応援してくれる人だって現れてくれるかもしれない。

 

さぁ筆をとろう。 弱い自分に勝つために、誰かの「ヒーロー」となるためにーー