センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

ストーブリーグ(裏)最前線2

◆【オリックス】 助っ人6人に戦力外通告

 

 

今朝知った最新の情報によると、ここまで9勝をあげているブランドン・ディクソン以外の外国人選手の契約は更新しないのだそう。

なんか色々迷走してるよね、この球団も。二日続けてお立ち台にあがるなど、後半戦、そこそこの活躍をみせていたブレンド・モレルには「猶予」を与えるのかなぁと思っていたけれど、高額の年俸(9,100万)を払っている助っ人が“そこそこ”の活躍では困るということか。

‥まぁ、それはたしかにそうなのだが、逆に私はオリックスが金満球団であることも起因していると思う。要は、金を持っているから外国人を「取っかえ引っかえ」できる。少し使ってみてダメなら、新しい助っ人を獲ればいい‥。見切りが早いから、育つものも育たない‥。

金がない球団は、当然何人も外国人を抱えるわけにいかないから、多少打てなくとも辛抱せざるをえない。いずれ爆発してくれるだろう、その日がくるのを信じて。

「未完」のままで終わるのも多いが、広島のエルドレッドなんかもそうだったろう?来日1年目は、大したこともなかった。楽天のウィーラー、日ハムのレアードも、1年目の中盤戦までは散々たる成績だった。オリックスなら、その時点で間違いなく、クビを切っていたはずだ。しかし、彼らはしばしの沈黙ののち、日本野球に順応して、首脳陣の我慢に、きちんと報いてくれた。

「待つ」ことを知らない‥いや、させてくれないオリックスという球団は、こと外国人にとっては受難である。シーズン中にビールをプロデュースしたというモレルなんて、なかなか得難い選手であったと個人的に感じるが。

 

 

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栗山英樹が契約を更新

 

北海道日本ハム栗山英樹(55)監督がさらに1年、契約を延長して2017年も指揮をふるうことが濃厚なのだそう。 正式に決まれば、就任6年目となって北海道移転後では最長の監督歴となる。

今シーズンも優勝争いのど真ん中にいることを考えれば、半ば当然の成り行きであるが、1年といわず、栗山英樹にはこの先何年も監督でいてもらいたい。彼の監督としての素晴らしさは、これまでも何度か書いてきたので割愛させてもらうが、ひとつだけ‥大事なことを書き忘れていた。

 

2013年、一度、最下位に沈んだ点である。前年のリーグ優勝は、“梨田遺産”がどうのとも一部で云われていたけれど、そこから、チームを立て直した‥。若手登用の野球に切り替え、ふたたび強豪球団へと変貌させた手腕は、もっと高く評価されていい。

見ている人は見ている‥‥私は、仮に日ハムの監督を退任されても、彼ならすぐに他球団から声がかかると思う。監督すら「取っかえ引っかえ」の状況が続いているオリックスなど特に、「長期政権」を任せてみたいのではないか。

 

 

監督就任後、脇を固めるコーチ陣の人選も、かなり独特であった。梨田政権時のコーチをほとんど残留させたり、アマチュア球界から“ヘッドハンディング”したり‥。起用をめぐって、一度はケンカ別れ?した吉井理人を呼び戻したのにも、驚かされた。

お気に入りなのか、近ごろ監督の隣で、ヘッドコーチ然とした城石憲之の存在も気になるが、ベンチコーチの厚澤和幸の存在も‥‥日ハムが日本シリーズに進出すれば、クローズアップされるかもしれない。

カープ(こちらも進出したとして)にも畝龍実(52)という投手コーチがいる。両球団で重要な役職に就いているふたりが、プロであげた通算の勝ち星は「ゼロ」。1勝もしていない‥。それにもかかわらず、選手を指導する立場にいるとは確かな知識と、よほどの求心力を彼らは持ち合わせているのだろう。視点を少し変えた、通算0勝同士の畝vs厚澤のシリーズ対決を、マニア心に是非みてみたい。