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センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「野球の神様」を味方につけた男

野球

これも温暖化の影響なのだろうか。

10月になっても、蝉の声を聴ける。そんな稀少となった蝉を、無性に応援したい気持ちに駆られ、また自分自身も暑かった頃の懐かしい感情を取り戻せた気分になって、元気になれる。私は、秋の蝉が好きだ。

 

 

プロ野球も最終盤。優勝チームには、何か神がかり的な現象やビックプレイが起こると訊いたことがあるけれど、今のファイターズがまさにそんな状況にあるのだと思う。

敗けたら終わり‥まるでCSのような緊張感の中で行われた、ホークスとの最後の直接対決。初戦、陽岱鋼の守りがメディアでも大きくクローズアップされていた。中飛かと思っていたら、意外と伸び、猛ダッシュで背走してゆく陽の姿を見て、一瞬、私も覚悟を決めた。

 

「絶望」から「歓喜」へ‥‥。暗闇から、一気に視界が明るくなったような、何ともいえない高揚感。人間、クスリなどに頼らないでも、精神世界はどうにでもなるものだ。

 

その前にも陽は、フェンスにぶつかりながらの好守を見せてくれたが、いちばんのポイントは彼が“途中出場”であったことにあると思う。‥終盤にきて、さらに栗山監督のピンポイントな選手起用が当たりに当たっている。

 

 

ファイターズマガジンNo.56 2014年8月号

 

 

昨日、25日の楽天戦においても、ライトを谷口雄也に代えた途端‥‥あるいは近藤健介のままでいたら、つかめなかった可能性もある、ラインドライブのかかった強烈な打球を、めいっぱい躰を伸ばし、グラブに収めている。谷口はもとより、あのタイミングで彼を“選んだ”監督のファインプレーといってもいい。

 

ソフトバンクとの連戦、最後を締めた谷元圭介もしかり。あの窮地な状況での登板だからこそ、アドレナリンが増し、結果的にファイターズは勝利をつかめたのかもしれない。「適材適所」という言葉を、実によく理解している監督である。

 

遡ってみれば、増井浩俊の先発転向もズバリ当たった。開幕前‥いや、開幕後も誰が増井の先発起用を予想しただろうか。今や、彼は先発の柱として機能している。先発転向を本人に告げたのも、もちろん栗山監督自ら。

‥今シーズンは、本当に冴えている。常々口にしている「野球の神様」は、まちがいなく、信仰者・栗山英樹の味方だ。こんな監督が付いているのだから、私はファイターズの優勝を確信している。