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センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

陽岱鋼が行ってほしいチーム

後づけになってしまうが、おもえばあの頃から、カレの精神力の弱さ・モロさは感じ取れた。

 

 

「ハイタッチ拒否事件」

野球ファンで、ダークストーリー好きなら、おそらく知らぬ者がない。ホームランを放った清原和博が、ベンチ前で出迎えた首脳陣以下をスルー。球界では「タブー視」されている行動をとったのだ。

諸説あるが、有力なのは当日‥打順を7番に下げられたことに対する首脳陣(ほぼ堀内)への抗議の意味を込めてというもの。

 

‥なんて小さい人間なんだろう。事件当時、彼はもう30半ば。まさか、まだ「4番」に固執していたのであろうか。チームのことなんか、まるで考えていない。あくまで自分本位。だから、あのような和を乱す行動が平気で取れてしまう。プレーヤーとしては偉大だったかもしれないが、ヒトとしては未熟である。

 

野球だけをしてきた野球小僧がそのままプロになり、ましてや甲子園を沸かせた大スターであったから、彼に意見できる者も少なく、甘やかされて育った結果、こうなった。なにせ施設見学の際、清原一人のために(正確には清原ファミリー)西武線を丸ごと貸し切りしてしまうほどである(※1)。それは“殿様気分”にもなるだろう‥。「環境が人をつくる」とよくいうが、彼の周りにいた人間たちにも責任はあったと思う。

 

 

このことを知っていただけに、よけいに、陽岱鋼が立派に感じた。

あの夏の夜、ダイカンが突如9番打者として登場してきたのである。あのとき不振だったとはいえ、非情ともいえる監督の決断には驚いてしまったが、考えてみれば昨年、ブランドン・レアードにも、ラストを打たせていた栗山監督である‥。ファイターズという球団においては、もはや主力選手を下位打順に置くことなど、サプライズでも何でもないのかもしれない。

むろん、私が見たかぎりでは不満を露わにするといった態度や行動も見受けられず、好調だったチームに少しでも貢献しようと、陽も必死になって闘ってくれた。打順を下げられて不貞腐れるような男は、少なくともハムにはいないだろう。

 

 

陽岱鋼メッセージBOOK -陽思考-

 

 

しかし、他人の心の内側までは判らない。態度には表さないまでも、プライドを傷つけられたという部分は、多少はあっただろうか。‥ここのところ、巷で陽の去就が騒がれている。筆者も、なんとなくだが、彼はチームを出ていきそうな気がしている。また、強い「引き留め」をしないのが、ハムという球団である。

 

仮に出ていくのなら、ソフトバンクではなく‥巨人にいってほしい。巨人は、陽の故郷・台湾で凄まじい人気を誇っていると訊く。かつて王貞治や、呂明賜が在籍していたことも起因しているのだが、同国で負けず劣らぬの知名度がある陽も、国をあげて応援してもらえるだろう。

陽が「日台友好の架け橋」になれるのなら、私も快く送り出したい。故郷に近いからという理由で、某球団を選ぶのではもったいない。もっと「世界」をみてほしい。

試合に出れるなら、“打順”は問いません。

 

※1.男道 (幻冬舎文庫)