センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

北海道日本ハムがカープに勝たなければいけない理由と、その根拠

指名打者の大谷が、ピッチャー』

 

 

このコールを聴いたときは鳥肌ものだった。3点のリードがあったとはいえ、7回を投げた12日の登板から中3日‥。万が一不調で、逆転負けでもされていたら、次戦の先発投手がいなかった。

投げたら投げたで球速165キロ連発で、また鳥肌。誠に「異次元」な投球だった。

 

かつて巨人の原監督が、攻守でチームをけん引した阿部慎之助を指して『このチームは慎之助のチーム』 そう発言したことがあったが、同じである。それがいいのか、悪いのかは分からないけれど、ファイターズも大谷翔平のチーム」であるというのを、あの最終回、あらためて実感させられた。

 

大谷がいるうちはいい。彼がいなくなったと思うと、正直ゾッとする。最下位になるかもしれない。それくらい、今のチームは大谷翔平に依存しきっている。

‥なんて、今から「翔平ロス」になるのを心配していたら到底身が持たないので、目の前の日本シリーズに向けて集中することにしよう。

 

 

Number(ナンバー)912号 Baseball CLIMAX 2016 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

 

 

ファイターズがその舞台に立てたら、私は、絶対云っておきたかった。

 

日本シリーズを勝ちぬけ』

 

06年の日本一を最後に、シリーズ3連敗中‥。栗山監督が口にする『忘れ物』云々といった自チームのことを気にかける前に、ここ10年‥シリーズでパ・リーグのチームが敗退しているのは、ファイターズだけなのである。

“お初”の楽天も、下剋上のロッテも、最終的には日本一となった。ファイターズだけセ・リーグ球団に苦杯を嘗めさせられるわけにはいかない。リーグ優勝しても、これが私はずっと引っかかっていた。だから、今回こそは、勝ち抜いてほしい。

 

 

相手がどこであろうと、たとえ25年ぶりの優勝で街が歓喜に沸いた広島だろうと‥‥情け容赦はいらない。もっとも、相手がカープになったことで「5戦以内」のうちに、比較的「圧勝」といった塩梅で、ファイターズが栄冠をつかむであろうと予測している。

今季の優勝確率100パーセントと方々で云われ、事実、83勝もしていたあの強力・ソフトバンクホークスを撃破した強さは本物だ。ナインは相当な自信を持ったにちがいない。敵地・マツダで開幕することにより、大谷の「リアル二刀流」を目一杯活用できるのも大きい。風は、ファイターズに吹いている。

 

カープナインとファンは、日本シリーズで戦えることの仕合わせを、十分に噛みしめてほしい。おそらく今‥‥このシリーズ開幕までが、いちばん愉しい時間だろう。我々ファイターズファンも経験があるから、よく判る。

これまで得た知識を活かしてカープにかんする記事も、シリーズ開幕まで書いていく。闘いが始まるまでは、日本でたった2球団にしか味わえない至福のときを、互いに共有し合っていけたらと思う。