センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

長谷川滋利と陽岱鋼 「ほんとのところ」

誰もがまさに「寝耳に水」であったことだろう....

 

 

長谷川滋利ハム監督就任オファー問題である。

いわく、本人は講演会でのリップサービスのつもりだったようだが、いくつか疑問がある。私も驚いた。まず、縁もゆかりもない日ハムに、なぜ長谷川なのか?ということだ。

 

おそらく、公衆の面前で打ち明けたくらいだから、完全な「妄想」でもないのだろう。何かしらのネタは握っていた。

‥推測するにオリックスOBという接点があり、共にメジャーリーグ志向‥長谷川と同い年の現日ハムGM補佐・木田優夫氏の存在。

『次の監督に、お前どや?』くらいのことを、酒の席かどこかで氏が言ったのではないだろうか。その話が幾分飛躍しすぎた結果、こうなった。‥ありえない話ではない。でもなければ、日ハム監督就任の話では出てこないだろう。オリックスはあっても。

 

長谷川のハム監督は想像できない。ヒルマン→梨田→栗山と続く、北海道移転後の華麗なるジェントルマンな系譜から、逸脱してしまう。チームへの貢献度、選手としての実績、容姿も含めて‥‥栗山のあとは、やはり、稲葉篤紀が一番丸くおさまるのではないか。

以下、金子誠ヘッドで、武田勝が投手コーチ。これで、北海道日本ハムはますます道民から愛される球団になること請け合いだ。必ずしも、コレがいいといっているわけではないが、ごく自然な流れ。

 

 

メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法

ある意味、球界のトレンディエンジェル 

 

 

オリックスといえば現監督の福良淳一を敬愛しているという、陽岱鋼の去就が注目を集めている。きょう7日にも、進路についての会見を開くそうだが....

 

私は中田同様、彼の実力についてもわりと疑問視していた。‥いや、イイ選手には変わりないのだけれど、言うほどすごい選手なのか?と。要は「過剰評価」されているような気がしてならなかった。

 

首位争いの最中で魅せた背走キャッチ、あの超ファインプレー。守備範囲の広さは、たしかにズバ抜けている。‥しかし近年、あまりの故障の多さから肩は弱くなり、脚力も確実に衰えてきている。目に見える点でいえば、今季マークした盗塁の数はわずかに5。失敗の数は6にのぼる。もはや、脚を活かした攻撃は、彼には望めない。

 

あまりある守備力によってカバーしてきた打撃の方も、ここまで3割を打った経験がなく、完全レギュラー定着した2011年以降の、都合6シーズンでの平均本塁打数は13。‥とりたてて打撃に秀でていたというわけでもない。

むろん「総合力」の高さを売りにしていた選手ではあったが、2億近い年俸に見合った選手で本当にあるのかと、いつも疑問は抱いていた。

 

さらにいうとスランプ期間がやたら長く、2014年のCSファイナル、今年の日本シリーズもそうだったように、勝負所でなかなか力を発揮できないという、チームの看板選手としては致命的な弱点を併せ持つ‥‥。この点では中田に水をあけられているし、縮まらない差ともいえるだろう。

 

こうした負の要素は、上にいる人間も、もちろん把握しているはず。本人が出ていくといっても、形の上でだけの引き留めをして、それで終わり。むしろ、これ以上年俸を上げずに済んでホッとしているドライな人間も、なかにはいるのではないだろうか(彼は今季自己最多タイの打率.293をマークした)

 

残ってくれれば歓迎はするし、出て行ったら出て行ったで、岡大海がセンターのポジションと背番号「1」を虎視眈々と狙っている。“次の手”をしっかりと備えてあるのは、次期監督問題も同様か。近年のハムは、ただでは死なない。