センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

世にも奇妙な話 PART.2

Twitterで最大140文字‥か。

 

たったこれだけの枠内で自らの主張や意見を投稿するのは、私にはたいへん困難だ。だから余計に、ネットニュースの「見出し」なんかを考案している人は、尊敬に値してしまう。

せいぜい12、3文字という世界。これで、いかに大衆の目を引く“一文”を作成するのか(←参考までにココまでで139文字)。記事作成において「タイトル」の重要さを散々説かれた筆者だけに、その難しさは多少理解しているつもりだ。

 

 

噂の真相】といえばページの左端に極太活字の32文字で挿入された「一行情報」が載っている雑誌というイメージが強い (※1)

 

 政界や大企業のスキャンダラス、主に有名人のゴシップネタをインパクトたっぷりに、“与えられた”文字数をフルに活用して人気を集めていた「噂真」の一行情報。過激な内容だったり、下品のものも多かったけれど、案外コレ目当てにしていた読者も数多くいたという‥。にわかには信じがたいが、掲載された情報の95%以上は、事実らしい。

筆者は、あるひとつの“噂”が気になった。‥ではここで、ちょっと当時のようにやってみる。

 

 

人気絶頂SMAPのキムタクだが地元ではいじめられっ子の過去の噂が

≪1996年五月号≫

 

 

真意は定かではないし、あくまでも噂のレベル。しかし、タレコミ等、何かしらの情報はつかんでいて、これを掲載するに至ったのは確かなのであろう。

「キムタク=いじめられっ子」は、やはり想像しづらいが、幼いときから女の子にモテすぎて、イジメの標的となった‥という線も、考えられなくはない。それこそ小学生の噂話程度のレベルの話だが。

 

けれども、一方で私は出所の判らない“噂”が、長年ずっと引っかかっていたのだ。以前、「世にも奇妙な物語」の【言葉のない部屋】(※2)という作品に出演していたキムタク氏。

友達はひとりもいない、内向的かつ暗い性格。自分の声をテープに吹き込んで、それを聴いて愉しむだけの毎日。最後は悲劇的な死を迎えてしまう青年・タモツ役こそ‥‥真の彼の姿に近いのであると‥‥

 

 

 

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あすなろ白書」よりも前に、暗黒の時代が.....

 

 

過去にパイロットやレーサーを演じてきた彼なのに、あの【言葉のない部屋】でのキムタクがかぎりなく「真実」なのだとしたら、驚愕の一言である。しかし「噂真」に掲載された情報が万が一、事実だとしたら‥出所不明の“もうひとつの噂”との間で、なんとなく点と点が結びついてしまう感じ。

 

‥むろん、どちらの噂も大昔の話であり、軽度なものも含めたら、誰にだって虐めたり虐められたりした経験はあると思う。それを学級新聞のように書きたてられたに過ぎないことは理解したとしても、案外‥冴えない(イケてない)キムタクも“ハマっていた”という、偽らざる事実だけは、最後に触れておきたい。

 

 

(※1)噂の眞相一行情報大全集より

(※2)1992年7月2日放送