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センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「竹野内豊」の時代

週のはじまり‥月曜日くらい、まっすぐ家に帰って英気を養いたい。そんな、お勤めしている方々の「ニーズ」とも一致していたかもしれない。

夜の街でとりわけOLをまったく見かけなくなったといわれるフジの「月9」旋風はなかなか止まなかった。

 

 

「月9」を視なくなって久しいが、以前は筆者もどっぷりとハマっていたひとり。なかでも印象深いのが1997年だ。この年は、ほぼすべての作品で視聴率20%以上を“毎回”たたき出していたというのだから、隔世の感を禁じ得ない。

1月の【バージンロード】から始まり、春に【ひとつ屋根の下2】、夏は【ビーチボーイズ】に酔い、一年の締めくくりに元祖・視聴率男、木村拓哉主演の【ラブジェネレーション】。季節感を非常に感じられるラインナップ。開局以来、フジ屈指の「黄金リレー」といっても過言ではないだろう。

 考えてみれば、筆者もこの4作品は視聴していた。したがってOLさながら、月曜9時には必ず家に居たことに‥なるのだろうか。ちょっと記憶が定かではないけれども。

 

 

ここで注目すべきは、反町隆史主演の作品が2本もあるということ。当時、飛ぶ鳥落とす勢いで人気俳優の地位を固めつつあった反町‥。今流行りの?「契約結婚」のような形から男女二人の恋愛劇が始まった【バージンロード】も、なかなかに見ごたえあり、安室奈美恵の曲がドラマを盛り上げた。 

しかし、反町といえば、やはり【ビーチボーイズ】の記憶の方が鮮明である。竹野内豊とのW主演。女性のみならず、バックの海がたいそう絵になる彼らに憧れていた男も大勢いたはず。

 

反町の勢いは翌年放送された【GTO】で、一旦ストップ。対照的に、相棒・竹野内豊主演のドラマはフジにとどまらず、増加の一途だった。‥前置きが長くなったが、今回は同時期の、その竹野内ドラマについて少々熱く語ってみたい。

 

 

タイでは【すれ違いのダイアリーズ】という映画が、現在人気を博しているそうだ。タイトルのとおり、一冊の「日記」が物語の起点となっている。日記ではないけれど、インターネットで文字を交わし、様々な障害もあり、お互い出会えそうで出会えない‥‥“すれ違いつづける”恋愛劇を描いた点では、よく似ている【WITH LOVE】。

 

本来出会うこともなかったであろう著名な作曲家と、ごく普通のOL。彼らが、ひとつの「まちがいメール」によって、繋がった。‥ありえない話でもないが、これは今から18年も前に描かれた話。当時は画期的だった。

 でも、そこは連続ドラマ。二人が出会い、結ばれるまでには当然、相当な時間を要する。ストーリーとは別に、劇中彼の「ファッション」も注目の的だった。

件の【ビーチボーイズ】のときとは打って変わり、ダークスーツをお洒落に着こなし、胸元まで開いたシャツが男の色気を感じさせる、いかにも“な業界人”ふうなスタイル。また、後年は「短髪」が多い竹野内にあって「ロンゲ+茶髪」を拝める貴重な機会でもあった。【WITH LOVE】をみると、彼は長髪の方が似合うとあらためて思う。

 

 

WITH LOVE(1) [VHS]

amazonより

 

 

のちに反町隆史と結婚した、松嶋菜々子と【氷の世界】(1999年 月9)で共演していたのも面白い。ラストシーンに対し否定的な意見もわりと多かった本作品。しかし、私はコレを「復権」と位置付けた。“いつもの”竹野内豊に戻ったのである。

‥というのも、同作品の前に主演を張ったドラマが【世紀末の詩】。あまりイケていない服を身にまとい、すぐ弱音をはく泣き虫な男を演じた彼の演技に「引いた」視聴者、ファンも数多くいたという(※1)。それが、【氷の世界】でまたいつもの“かっこいい”の竹野内に戻ったからである。

 

‥むろん、【世紀末の詩】も毎回欠かさず視ていたが、内容とすれば申し分ない。むしろ「竹野内ドラマ」では、ナンバー1に挙げたいくらいである。この辺については、またの機会に詳しく触れてみたいと思う。

1990年後半からの、熱かった竹野内豊の時代は、筆者にとっても「宝箱」のような時間だ。

 

 

(※1)「世紀末の詩Wikipedia参照