◇線路内に立ち入って、書類送検
言わずもがな某タレント(♀)のことである。
自らのブログに堂々それを綴り、ご丁寧に写真付きで、しかも「立ち入り禁止」の看板のすぐ真横で‥‥。あの人はもちろん、隣にいた女も、写真を撮った人物も、本当に大丈夫なのだろうか。つくづく良識が疑われてしまう。
十代くらいの年齢の若い子なら、「失笑」程度でまだ済むが、訊けば主の歳は50過ぎ。これは「痛い」以外の何物でもない。
‥思うに、あのタレントは若い頃から何でも人に“やってもらった”のではないだろうか。「切符を買って電車に乗ったことがない」そんなふうにいう大物芸能人も、昔はよく見受けられたが、おそらく彼女もその類。
スケジュールはすべて事務所が管理。行く先々で当然マネージャーは同行するだろうし、身の回りの世話は大抵何でも行ってくれる。とりわけ早くから芸能界で成功を収めた彼女のようなタイプは、周りから甘やかされ、叱る人間も傍におらず、世の中の常識みたいものを知らずに大人になってしまう‥。
問題となった、ブログのタイトルがそうなっているからもう言うけれども、単なる「バカ」では済まされない芸能界の体系が、彼女を「痛く」させたのだ。なおも更新され続けるブログを見ると、彼女を励ますコメントばかりで溢れている。
だが、はたと立ち止まって、もし、アレと同じことを一般人のオバサンがやっていたらどうか‥‥。罵倒の嵐だったに違いない。
◇矢口真里は、もういいだろう
元アイドル、といっても件の線路女とはアイドルとしての質、人気もまったく比べものにならなかった思うが、矢口真里(34)。彼女もまた、物議を醸したことが数年前にあった。
テレビでそれほど見かけないところをみると、依然「本格復帰」とはなってない模様。たしかに彼女も良識が疑われる行為を、あくまで報道によると‥したのだが、別に法を犯したわけではない。
当時の夫が怒るのはもっともだが、第三者の私たちが、なぜそこまで目くじらを立てて非難する必要があるのだろうか。許すも許さないも、それはイメージダウンにつながった番組スポンサーや当事者間同士の話であって、“外野”にとやかく言われる覚えはないはずだ。‥矢口は、もう良いと思う。