センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

彼の伝言 「決して許さない」

死者からのメッセージを、ふたたび受信した。

 

憎くて憎くて仕方がない。まだ若かった彼は、ヤツを「殺せ」といっている‥。文字にすると物騒だが、“当事者”からすればそれもまた確かな真理なのだろう。彼の想いを訊いて、私もヤツのことを少し思い出していた。

 

 

もう9年も前になるのか‥。歩行者のなかを車で突っ込んだヤツは、今も東京で“生きて”いる。無差別殺人をするような犯人は、大抵もう「捨て身」が多い。

同時期に多発していた、比較的年齢の若い通り魔犯は、とっくに法の裁きを受けていた。‥にも関わらず、生に執着し、控訴を繰り返して見苦しく生きながらえているあの男。ネットにいたときと、さも同じような主張を繰り返す本まで出版して、半ば英雄気取りだろうか。バカバカしい。

 

 

秋葉原事件 加藤智大の軌跡 (朝日文庫)

 ヤツの本のリンクは貼りたくなかったから、こちらにした

 

 

私の知るかぎり「史上最低」の犯罪者といっていいだろう。史上最悪ではない、史上最低だ。掲示板で誰からも相手にされない‥‥自分に成りすまされた‥‥作業服が隠された‥‥動機がまずくだらない。そんな自分勝手すぎる理由で殺害されてしまった人の怒り、無念さは計り知れない。

現代の派遣労働の在り方やネット社会が生んだ凶行と見る向きもあるが、そんな人はこの世にごまんといる。言い訳にもならない。

 

また自らの容姿、学歴にもヤツは甚大なコンプレックスを抱いていた。恋人ができないのはすべて容姿のせい‥‥その発想自体が間違っている。だったら容姿以外の“何かを”持てばいい。ハタチも過ぎて、こうしたことも判らなかったのだろうか。

学歴の観点でいったら、たしかにヤツはドロップアウトをしたのかもしれない。だが、そこへ至るまでの過程をみれば、学業は優秀だったらしく、地元で進学校といわれる高校にも通った‥。

多くの人はその段階まで、なかなか辿り着けない。私からいわせれば、十分恵まれている。ゆえに「挫折」も味わったのだろうが、少なくとも“ヒーロー”でいる時期もあったはずだ。10年超の学生時代、一度もヒーローになれずにいた人の方が、筆者も含めて‥圧倒的に多いのだから。

 

 

類似の他の犯罪者同様、極刑覚悟でやったのではないのか。どうしてヤツは生きている‥いや、生きようとしているんだ。たとえアレが「運命」であったのだとしても、お前だけは決して許さない。

 

怒りに満ちた声で、彼は、そう言っている。