最近、ろれつが回らないことがよくある....
といっても、別に自分の場合は脳系の疾患を持っているわけではない。原因は解っている。他者よりも「言葉」が圧倒的に不足しているのだ。つまり、トークの欠乏だ。
これは一人暮らしの方に陥りやすい。出不精の私は休みの日ともなれば、一日誰とも口をきかないケースがままある。先日なんかコンビニの店員にお弁当を温めるか、そう尋ねられた際に『結構です』と返答した、ただその“一声”だけ。‥もはや、コレを会話と呼べるのだろうか。囚人だって、もう少し、言葉を発しているかもしれない。
家に居ても、元来電話が好きではない私は、大抵文字による「トーク」で済ませる。ますます声を発する機会が失われてしまった。だからといって、特段困ることはないのだが、いざ職場などのオフィシャルな場で、誰かと面と向かって話さなければならない必要性が生じたとき、脳から送られる「言葉」の伝達に、輪状甲状筋がついてこず、噛んだり“どもって”しまう。イイ大人がうまく喋れずに、アタフタする‥‥。これが意外に恥ずかしい。
もう、どもりたくないンです
‥いっそボイストレーニングに通おうか。歌手志望でもないのに。
画像はイメージ(amazonより)
◇付き合えぬなら、なってしまおうホトトギス?
たとえば どうにかして 君の中 あぁ入っていって
その瞳から 僕をのぞいたら いろんなことちょっとはわかるかも
あのヒトの心の内を知りたい‥‥愛する彼女を一途に想い続ける、切ないバラード。ご存知B’z【今夜月の見える丘に】の一節である。
幸福の科学の総裁よろしく、なにやら「憑依」を連想さす歌詞なのだが、これ、考えたことがないだろうか‥。私は、けっこうある。
想いを寄せていた彼女の気持ちが、どうしても解らず、途方に暮れていた、あの頃。たまたま聴いていた【今夜月の】にあった、“彼女に入る”という発想‥‥。斬新だった。
誰もが、好きな人の心と、体を手にしたいと思う。たとえ、将来的に付き合えたりしなくとも、彼女のカラダを「支配」することができれば、あるいは自分の想いもそこで満たされるかもしれない。だったら、付き合わなくてもいい....
君の中に入れてくれ(ちょっといいでから)と、相成らないだろうか。
‥最後に、B’zの名曲から、卑猥な妄想に至った罰当たりな私を、どうか許してほしい。
B'z 今夜月の見える丘に LIVE-GYM2010"Ain't No Magic"