センテンス・オータム

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浦野博司の好投を見ながら、想ったあの男‥

1イニング9得点の猛攻‥チームタイ記録の1試合7本塁打‥投げては先発・浦野博司が7回1失点の好投‥‥

 

 

年間、2試合あるかないかくらいの快勝劇(15-1)をみせた12日、カード頭の千葉ロッテ戦、in東京ドーム。‥私なら、もう残りの試合は観にいきたくない。自分が行ったときも『あんな試合をみせてくれよー』 そう悔しくて仕方なくなるから(笑)。打線は水ものいうし、特にあぁいった試合のあとは要警戒してしまう。

 

レアード、中田の当たりはともかく、西川近藤大田は、狭い東京ドームの恩恵を受けたカタチ弾。芯でとらえれば、ライナーでスタンドまで持っていけるあの球場‥‥あらためて怖いなぁ。おもえば「ビックバン打線」時代、こちらもずいぶんとホームランを打たせてもらったけれど、“倍返し”もよくされた(苦笑)

 

以前、私はここで大田泰示の成長を喜んでいたが、巨人ファンの知人から、その大田をも上回る活躍をセ・リーグでみせていた石川慎吾の報を受け、忸怩たる思いがした(笑)。‥それだけに、プロ入り初の“マルチホームラン”を放った大田が、なんだか私まで誇らしくなった。

 

こいつぁモノがちがう!

 

左に右に、弾丸ライナーで。これぞ天性のアーチスト!田中幸雄さんを思い出した。ちなみ右方向に打ったのは、一軍戦では初らしい。直談判してまで彼を獲った栗山監督は、もう大満足なのではないか。‥いやいや、この試合が大田にとって今季一番のハイライトとは、どうかなりませぬように。

 

 

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一時は選手生命も危ぶまれていた、浦野の鮮やかな復活劇。彼の投球をみながら、私はまったく別の選手に想いを馳せていたーー

 

ケガの影響か、新人時代に見せていたような速さはもうない。ストレートの球速は、せいぜい140キロ強といったところ。持ち球にはスライダー、そしてフォーク‥。背格好まで浦野とよく似ている斎藤佑樹は、なぜ勝てないのだろうかと。両者の差は一体なんなのか。

 

技術、肉体面でさしたる差もないとすれば、もはや、気持ちの問題としか思えない。「俺は絶対はい上がってやるんだ」という気構え。浦野にあって、斎藤に足りていないのはコレではないか。一度は死んだ身のマウンド上の浦野には気迫が満ちている。178センチという背丈以上に、あの晩の背番号「17」は、やたらに大きく見えた。

 

 

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