センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

黒羽根利規獲得の意味 「不可解なトレード」

ファイターズが敗れた試合でも、公式サイトにある「ゲームレポート」という、球団広報が書いた文章は読むようにしているんだけど‥‥

 

4連敗となった七夕のホークス戦。もはや、ゲームのことなんか、ほとんど触れていなかった。それくらいお寒い内容。書くことすらない‥いや、書く気も起こらないといった向きの方が正しいだろうか。

 

 

それにしてもアレ、中田翔はどうにかならぬのか‥‥

 

いい加減にしいや!

 

と、軽く極妻・岩下志麻状態。

 

地上波での巨人戦中継もない時代。よほどのファンでもないかぎり、ファイターズ戦を熱心にウォッチャーしている人も、それほど多くはいないと思う。大抵の人たちは、スポーツニュースなりで結果を確認している程度のはずだ。

一応、チームの顔でもある中田が打てば、多くのメディアはそのシーンを取り上げてくれる。だから一見すると『さすが中田!』『相変わらず勝負強いなあ』となるのだが、私らからすると、とんでもない。あーいったシーンは、本当に“ごく稀”なんである。

 

地元で行われた6、7日の連戦。一打同点の場面で再三再四、彼に打席が回ってくるも、ことごとく凡退。トータル8の0で、ひとり蚊帳の外。打率も2割2分台にまで低下した。ランナーを還さなければチャンスメークすらもしない、できない。ポップフライの雨霰‥‥。

このような男がクリンナップを務めているのだから、ファイターズは勝てないわけである。スポーツニュースは打ったシーンだけを取り上げてくれるのだから世話ない。中田の現状は誠にひどいものだ。

 

 

こうなれば新加入のヤディル・ドレイクに期待したいところだが、正直、まだまだ‥。低めのボールくさい球に手を出すシーンが度々みられ、あまり打てそうな気がしなかった。

まぁ、いきなり日本野球に順応するのは難しいと思うので、多少は目を瞑るとするが、あとは首脳陣がどこまで我慢できるか。そういえば来日当初のシャーマン・オバンドー(1999途~2002)もまったくといっていいほど打てなかったが、徐々に打ち出した。彼のような前例もあるから、希望がないわけでもない。

 

 

そして、この話題にも触れておかねばならぬだろう‥‥

 

DeNAとの間で交わされた不可解なトレード。黒羽根利規とエドウィンエスコバーの交換だ。

 

 

www.nikkansports.com

 

 

栗山さんは個人的に好きだが、ひとつだけ不満がある。それは色んなキャッチャーを使いすぎること。

軸となる正捕手が一名、補助的な役割を担う捕手一名。さらに緊急事態に備え、ベンチで控える捕手がもう一名‥‥。基本的には、この布陣がベストだと感じる。

しかし、登録人数こそ3名だが、傍から見ていても軸となる捕手が誰なのかもわからず、現在は三者を“満遍なく”起用している印象。勝ちにこだわるのなら、攻守に一番バランスのとれた、大野奨太をもっと使えばいいし、育成に重きを置きたいのなら、清水優心のスタメン回数をもっと増やすべきだ。近頃のソフトバンクオリックスのように。

 

明確な意図がみえてこない。「複数制」を敷くにしても、せいぜい前回日本一になった鶴岡慎也高橋信二‥あのときの“二枚”までが限度。それに、スタメンで起用するも、からきし打てない市川友也や清水には試合中盤頃、代打が出される機会も非常に多く、コマの“無駄づかい”も目立つ。このうえ、力量的には彼らと大差がないと思われる黒羽根が加わったら、首脳陣は一体彼をどう使うのか。

 

 

‥しかし、よくよく考えてみると、はたして今のファイターズに捕手が必要だったのかは別として、トレード事態には肯定的だ。

黒羽根という選手のことはよく存じていなかったが、経歴をみるとレギュラーに定着していた時期もあり、まったく打てない捕手でもなさそうだ(2014年に86安打を放ち、打率.264を記録)。交換相手となったエスコバーも、どのみちチームに長くはいられなかっただろう。

さらに情報を辿ると、今オフ「大野流失」のウワサがにわかに広まっており、それを危惧したうえでの獲得であったという見方も一部でされている。たしかに、もっとも合点がいく情報だが、なぜシーズン途中にという、真相は藪の中のまま。

 

CS進出すらも、見込めなくってきたファイターズ。‥それなら、いっそ大野より黒羽根よりも、清水を使えばいい。

ただ、何よりいちばん恐れているのは、今は下にいる生え抜きの石川亮や大嶋匠を放出してしまうこと。せっかく育ってきた金の卵たちが“他球団で活躍される”のは、もう御免だ。

 

 

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