センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「純烈」に憧れて? PART.1

まだ週刊少年ジャンプが600万部売っていた頃、光原伸さんが描く【アウターゾーン】という漫画が、僕はドラゴンボールジョジョよりも好きだった。

 

人気少年漫画誌で、怖い話。当時としてはかなり特殊な存在感を放っていた。基本、一話完結型のストーリーだが、多くはないページ数で、よくまとまっていた印象がある。

その中に、こういった話があったのを思い出した。

 

 

かつて「戦隊モノ」のヒーローとして、名を馳せていた元役者の男が主人公。今は仕事がなく、悪事に手を染めるまでに落ちぶれていた。彼は戦隊モノの仕事を引き受けたことで、そのイメージがこびりついてしまい、仕事がこなくなったのだと、後悔もしていた。あんな仕事さえやらなければ、今ごろオレは‥。そして、自棄になった彼は、仲間と銀行を襲うを計画を企てるーー

 

“ラスト”がなかなかに感動的で、同漫画の案内人でもある「ミザリー」のコメントが、これまた秀逸だった憶えもある。‥今、手元に資料がないので、間違っている部分もあるかもしれないが、概ねこの内容で合っていると思う。機会があれば、是非読んで頂きたい名作。※1【英雄(ヒーロー)】

 

 

なぜ突然このような話をしたかというと、直近の【サンデー毎日】で、2回にわたって戦隊特集が組まれていたからだ。‥‥熱かった! 誠に。

 

厳密にいうと、8月13日号は“戦隊出身者”のメンバーもいる【純烈】の特集。熟年層を中心に支持されている、男5人組。活動の拠点は主に、ありふれた街の施設で、人は彼らを「銭湯アイドル」とも呼ぶらしい。

アウターゾーンの話ではないが、一昔前まで“戦隊出身者”は大成しないイメージが、たしかにあった。しかし、今では“子供たちのヒーロー”が若手俳優の「登竜門」な地位を、築きつつある。特に1990年代後半以降、そこから人気俳優の階段を上りつめていった役者は、数知れず。そうした時代の移り変わり、ヒーローたちの歴史が収められていたのが、7月30日号の方だ。

 

 

サンデー毎日 2017年 7/30 号 [雑誌]

 

 

スマホ片手に、ページをめくりながら、気になった事柄はすぐさまチェック。筆者がリアルタイムで視ていたのは、世代的にちょうど【科学戦隊ダイナマン】【超電子バイオマン】【電撃戦隊チェンジマン】といった辺り。

当時、ヒーローを演じた役者のことなど、気にも留めなかったし、“その後”どうなったかも、まったく存じていなかったが、ネットで調べたら、今もお元気に仕事を続けている者もいれば、変身ならぬ「転身」をした俳優も、けっこういた。 《続く》

 

 

ほんと、みていて泣きそうになりました....


懐かしのヒーローショーダイナマン 何と31年前のヒーローショー

 

 

 ◇アウターゾーン 7 (集英社文庫) (※1)収録巻

 

ブログランキング・にほんブログ村へ