私、ハムノエースはこの度、清宮選手の北海道日本ハムファイターズ入りを明言します....
22日、プロ志望届の提出を正式に表明した早実の清宮幸太郎内野手。
これで高校生では、広陵の中村奨成捕手と人気を二分しそうな気配。先のU18で打ちまくった履正社、安田尚憲内野手を“ハズレ1位”で獲れるかもしれない、豪華さよ。約一か月後に迫ったプロ野球ドラフト会議が、清宮君のプロ入りによって俄然、盛り上がりをみせてきた。
『大物のクジ運、ヤバス』『またハムかよ～』そんなふうに若干しらけそうな？北海道日本ハム球団が清宮君の交渉権を獲得する‥‥？はたしてその根拠、とは。
読者の中に、何人のファイターズファンがいるのか分からないけれど、“確信めいた”私のＫＹな「清宮ハム入り論」を、堂々全国に向けて、今回発信してみたい。
同胞・えのきど氏のコラムにこういったものがあった。
読んでみれば、これは氏の“願望”に過ぎない。気持ちは解かる。
ただ、清宮君が大学進学の道を選ばなかったことで「夢は正夢」となる可能性が格段に高まった。まず根拠その壱。
◇次のスターは、必ず、また現れる
落合博満氏が17日放送分の【サンデーモーニング】内で、そのような旨の発言をしていた。大谷翔平の来季のＭＬＢ入りに際し、日本プロ野球界の人気低迷を危惧した、関口ＭＣの言葉を受けてのもの。
なんというタイミング！私はイチ日ハムファンとして、このお言葉を非常に前向きに捉えた。
大谷の次は‥清宮！？
むろん、落合氏のはＮＰＢ全体に向けられたものだが、実、こうした傾向は日本ハム球団において顕著に見られる。平成の大投手・ダルビッシュ有がレンジャーズに移籍したあと、まるで彼と入れ替わるように花巻東の大谷翔平がファイターズに入団してきた。そして、そのまま背番号「11」を継承する。
しかし、清宮君と大谷とではポジションの違いもある。内野手の清宮君に背番号「11」を与えるとは思えないし、あまりイメージもできない。となると、
「6」だ。ミスターファイターズの象徴とされるこの番号は現在、中田翔が背負っている。はたして獲り手はあるのか、いささか疑問だが‥近ごろの彼の気怠い様子を見ていると、退団はおそらく濃厚だろう。タイミングとしては“前回”と、かなり似通っている。
「打てるショート」の元祖、田中幸雄が現役を引退した2007年。その年の高校生ドラフトで、清宮君と同じく「怪物」と称された中田のクジをファイターズが引き当て、入団。田中の6番を受け継いだ。
ミスターファイターズの称号と背番号「6」、及びファーストのポジションは中田から清宮君へ‥‥。まさに絵に描いたようなタイミングのよさ。すばらしいシナリオ。ドラフトとは誠に「生きもの」である。では、根拠その二。
え？嘘！でもカレンダーできちゃってるんスか‥
◇Ｂクラス転落のあとの、歓喜！？
ファイターズは今季、4シーズンぶりに4位以下のＢクラスとなり、クライマックスシリーズ進出を逃した。おかげで、これから長～いオフを迎えることになりそうだが、2010年のときと、状況は少し似ている。この年は5シーズンぶりのＢクラス‥。しかも、3位と0.5差という僅差で、涙をのんだ。
私を含めたファイターズファンにとって、久々の「長いオフ」。すっかり消沈していたのだけれど、秋に、あのような“フィーバー”がくることを、誰が予想できただろうか。
早稲田大のスーパースター、斎藤佑樹の交渉権獲得である。
スポーツニュースはおろか、ワイドショーでも入団会見の模様が「生中継」され、斎藤のクジを引き当てた藤井球団社長（当時）は一躍時の人に‥。シーズンの成績は芳しくなかったが、オフに北海道が“大クローズアップ”されたのであった。あのときと同じく、消沈した北海道の野球ファンに「清宮獲得」で、ふたたび歓喜が訪れる？！
‥どうだろう、これだけの根拠を指し示せば、清宮君がファイターズに入団してくるような気が、薄っすらしてきませんか（了）
