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「10.7」の衝撃!宮崎勤の真実

普段、テレビ番組の感想を書くことは「世にも奇妙な物語」以外、ほとんどないのだが、7日夜フジで放送された【衝撃スクープSP 30年目の真実 埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声】は、ちょっと私も語らずにいられなかった。

 

もちろん、彼のすべては知らないけれど、多少は知っている“つもり”でいた。連れ去られてしまった子たちと私はほぼ同年代で、住んでいた地区も、あの中に含まれている。得体の知れぬ凶悪犯に怯え、街は「超厳戒態勢」を敷き、保護者付き添いでの集団登下校を余儀なくされた、いわばリアルタイム世代。

 

理解しようとすればするほど、こちらまで頭がおかしくなってしまいそうな、彼が志願して筆をとった著作【夢のなか】にも目を通したし、刑確定後、独房のなかで20年ぶりに【天空の城ラピュタ】を視ていたことも、何かで知った。

 

 

夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白

 

 

彼は精神の病気なのだ。だから、解りっこないーー

 

それを根底から覆した。“病気を装っていた疑惑”が浮上してきたのだ。番組のラストにあった関係者の証言に、すべてが集約されている。宮崎勤

 

『ただの人間だったということ』

 

「ネズミ人間」を見る異常者でも何でもなく、彼も“ただの”人間‥‥。番組で初めて明かされた肉声は、一部理解不能なところはありながらも、たしかに“まとも”ではあった。その裏付けとして“沈着”といった印象の宮崎が声を荒げて、感情を露わにする場面も見られるなど、それまでのイメージからは想像もできなかったし、犯罪を犯したという自覚も、番組をみたかぎりでは、しっかりとあった。

 

となると、本の中で語られていた事柄は、「夢」という言葉に置き換えた、ぜんぶ嘘だったのか。

逮捕されても尚、飽くまで異常者を装って、罪を軽減してもらうことだけを考えていた、ただ軽薄な人間‥。あらためて「犯行声明文」をみたが、女性になりきり、それに付随した“ストーリー”までもきちんと練られている。おもえば“劇場型”の彼なら、確かにやりかねない。

 

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人は「知能犯の犯行では」といった憶測も当時、散々となされたが、彼の口から語られたのは『埼玉の犯人に仕立て上げたかった』などと、あきらかに浅はかなものであった。おまえのせいで善良なる埼玉の人間はえらい迷惑を被った。おまえは死んでよかったかもしれないが、こと、あのときを生きた埼玉県人の“トラウマ”は、永久に消えない。

 

 

この都市伝説は「世にも奇妙な物語」の100倍怖い.....


ねるとん紅鯨団 中森明菜事件

 

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