センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【詰め合わせ】 日本ハムあれこれ話Neo4

吉川光夫 12試合 1勝3敗 防御率5.87

陽岱鋼 打率.264 本塁打9 打点33

石川慎吾 打率.242 本塁打5 打点20

 

谷元圭介 18試合 0勝1敗6H 防御率6.00 《8日夜現在 谷元は中日のみ》

 

 

これらの数字を見ながら、私は、はたと感じたのである。ん?日ハム編成は、やっぱり

見る目あんのか と......

 

 

半ば退団を促されるように出て行った陽、シーズン途中に中日へトレードされた谷元に関しては、とりわけ筆者も憤ったものだが、他球団での“大活躍”を前提にしていたから。だってそうだろう。彼らはまだ年齢も若く、傍目にも一軍でバリバリやれるプレーヤーだ。それがまさか、しばらく見ないうちにこんな無残な成績に終わっていたとは。

 

ここまで成績が芳しくないと、いちハムファンとすれば、さすがにフクザツだ。若い石川は打撃3部門で自己ベストの成績をあげたが、他の選手はどうしてこれほど“並以下”の成績に終始してしまったのか。

‥技術の専門家でない筆者には解らないけれど、いちばん考えられるのは、環境の変化に適応できなかった可能性もある。となれば来季以降に、彼らは本領を発揮してくれるかもしれない。‥そうなってくれることを日ハム関係者も、内心は願っているであろう。

 

一方、こちらの数字もご覧になっていただきたい。

 

大田泰示 117試合 打率.260 本塁打15 打点46

公文克彦 41試合 3勝0敗6ホールド 防御率2.70 《8日夜現在》

 

 

読売でなかなか芽を出せないでいた2選手が、北海道にきて一気にその才能を開花させている。‥目の前の数字だけでは単純に測れない部分もあるけれど、あの交換トレードに関していえば、誰の目でみてもハムの方が“巧者”だと映るだろう。一軍で実績のある吉川、当時「格差トレード」などとも揶揄されていたのに、わからないものである。

 

 

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◇今シーズンのベスト・オブ・ホームラン

 

大田は今季15本塁打。来季はぜひ、倍の30本を目指してもらいたい。‥真面目にそういえるようになったのが、彼の成長の証である。

大田のホームランは美しい。あの放物線をわずか9本しか拝めなかったG党が、誠に気の毒だ。凄まじい飛距離のアーチを左中間にかけたとおもえば、今シーズンは弾丸ライナーでライトに運んだこともある。典型的な長距離砲。日本人離れした体躯から放たれる打球は、まさにメジャー級だ。チームが低迷するなか、彼の活躍によってファンはどんなに救われたことか‥。野手のMVPは大田!おまえだ。敢闘賞は、松本剛に授けたい。

 

大田とともに、大谷翔平の飛距離も今季は飛びぬけていた。「ベスト・オブ・ホームラン」を選定するにあたって、当然どちらかのホームランにしようと思っていたのだが、“あえて”こちらにしてみた。今シーズン3本塁打の石井一成、ゾゾマリンでの技あり第3号である。

 

 


石井 一成 3号 3ラン ホームラン 2017年9月3日 ロッテvs日本ハム

 

 

二木の失投ではない。インローのボールを腕をうまくたたんで、しかもホームランバッターのよう打球が、鋭くライトスタンドに吸い込まれていった。まるで往時の松井秀喜を見ているようだった。まだ線の細い彼に、こんな芸当ができたとは‥‥。「衝撃度」も加味したうえで、今季のベスト・オブ・ホームランと認定。

 

打率は2割ラインを彷徨い、手痛いエラーもあったが、ファイターズで入団一年目から100試合以上出場したのは、石井で史上4人目。攻守にさらなる精度を上げて、来季は「主力」として期待したい。

 

 

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