センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

雨降りの夜に◎? 「世にも奇妙な物語」 最怖トラウマ回volume.9

昔はスポーツライター、的なものに憧れ、目指していた時期もあったのだけれど、どうもPVの傾向を見ていると、ドラマや芸能関連の方が多く読まれているようだ。

 

‥とりわけ熱を入れている野球絡みのエントリーが“ないがしろ”にされてしまうことには若干複雑な気もするが(笑)、これはこれで面白いと思う。僕はその日のテンションと、人気記事の傾向をみて、何を書くかを決めている。なにしろネタは無数にあり、何でも描ける「エンターテイナー」こそが、僕の究極の理想であったのだから。

ドラマの方が需要が高ければ、今日はそうしたい。こんな雨降りの日が続く、鬱々とした日々に、僕が今語りたいこと.....

 

 

rie tomosaka best

 

 

ともさかりえ主演の雨の訪問者という作品が、「世にも奇妙な物語」にある。某関連サイトを覗けば『まるで映画を観ているよう』といった感想も見受けられるなど、概ね高い評価を得ていた。

‥放送当初、自分にはそこまで印象に残ったというほどの作品でもなかったが、ちょうどドラマの設定と同じ、雨降りの夜にあらためて見返してみたら、たしかに良い‥。作風はホラーテイストだが、終盤は一転し、美しい「姉妹愛」が描かれている。

この作品のミソは“雨の中の訪問者”が、ともさかりえであったということに尽きるだろう。殺人犯と思しき男の方は、よくよく考えてみると、最初から妹の家に滞在しており、これには当てはまらなかったのだ。訪問者は、あくまでともさかーー

 

実、彼女は妹の住むマンションに向かっている最中に、本物の殺人犯に殺害されていた。その事実に気づかぬままマンションに行き、ラストでようやく“自覚”。本当は死んでいた彼女の肉体は、儚く消えてしまうのであった。

 

『最期に会えてよかった』

 

姉はそう言った。自分は逝ってしまう。もう守ってあげられないけど、貴女の幸福は心の底から願っているから‥‥。この姉妹が、もともと両親のいない家庭環境にあったことも、切なさに一層拍車をかけた。

‥ひとつの作品として観れば、伏線の張り巡らし方といい、なかなか良く出来ている。駄作も多い昨今にあって、再評価してみたい【雨の訪問者】。雨が「恐怖」と「感動」を演出してくれた。

 

 

ここから余談。“自分が死んだことに気づいていない”というパターンは、世にもおいて、わりと多く見受けられる。代表的なものを挙げるとすれば【ユリコちゃん】や【未来同窓会】など。同窓会ではなく、実際は「降霊会」だったという後者は、個人的にも好きで永久保存版。主演の石原さとみを含め、キャストの人選も秀逸だった。

 

ともさかりえといい、石原さとみといい‥‥彼女たちなら、いっそ幽霊でもいいから会ってみたい?

 

 

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