センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

日記的なもの 『宇宙に目を向けた男の戯言』

その昔、ダグラス・マッカーサーが発言したとされる、多くの人が“見下し”と受け取った『日本人は12歳の少年のようだ』は有名だが、考えてみればそれも無理ないだろう。

ペリーが浦賀に来航したのが1853年‥とすると、第二次世界大戦後は「開国」してまだ100年足らずといったところか。‥にも拘わらず、既に当時の日本も一応、大国の仲間入りを果たしていたのだから、成長期の過程にある少年のごとく‥そんな見方もできなくもない。

 

鎖国下にあった日本なんてかわいいものだ。そう感じる。

というのも一時期、筆者は北センチネル島にドはまりしていた。人口1000人にも満たないインド領にある小島で、彼らは外部との接触を一切拒んでいるのだという。ヤリで狩猟を行い、生態は極めて凶暴‥。島に寄り付いた者は皆“侵略”とみなし、攻撃をしてくる‥。我々が凡そ映画の中でしか見たことのない光景が、北センチネル島には現実にあるのだ。

島民のあまりの強硬な姿勢にインド政府も匙を投げ、現在は放置状態。彼らはひっそりと、今も、あの小さな島の中で生きている。一体どんな暮らしをしているのか、学者ならずとも、興味津々であるのだが、とにかく近づけば殺されてしまう。

 

いや、自らが立ち寄らずにそれを垣間見る方法は、文明を持つ我々にはいくらでもあるはずだ。たとえばドローン‥。昔、ドラゴンボールで「近未来型」として描かれ、人造人間セルの元をつくったスパイロボット。蜂のように小さいロボットは、誰にも気づかれることなく、観察を続けた。

 

しかし、物理的に可能であったとしても、人としてソレをやるのはどうなのか‥‥プライバシーの問題だ。無論、彼らにはプライバシーといった概念すらないだろうが、こっそり“覗かれる”こと自体は、決して快くは感じないだろうし、こちらもソレを良しとはしない。明らかに悪趣味である。‥‥結局、何の方法も見いだせないまま、ただ時間だけが過ぎ去っていく。

北センチネルの人々ほど頑なでなかったとはいえ、あの日、もしペリーが訪れなかったら、日本も今ごろどうなっていたのだろう‥。あるいはチョンマゲがまだ街を闊歩していた、のかもしれない。

 

 

ドラゴンボール SCultures BIG 造形天下一武道会5 -共- 其之四 ラディッツ 約15cm フィギュア

 

ドラゴンボール唯一の汚点?

 

 

ドラゴンボールの話が出たからではないけれど、実は常々感じていたことがある。

アラレちゃんの延長線上にあるような風貌をしたピッコロがナメック星人であったとか、サイヤ人が満月をみると大猿に変身するとかは、おそらく作者の“後付け”であったと思う。最初からそういった設定にしようなどとは、考えていなかったはずだ。

‥ただ、初期の頃に大猿に変身した悟空を宇宙人じゃないか?と予測したキャラがいたり、繋ぎ合わせてみると合点がいく事例も、わりと多い。とりわけセル編までのストーリー性は誠に秀逸。その過程で私がひとつ、たったひとつだけ残念に感じるのは‥‥

 

 

悟空の兄貴がラディッツであった点

 

のちに超サイヤ人にまで上りつめた男‥。全サイヤ人の「レジェンド」ともいえるカカロットの肉親に、なぜあんな雑魚がいるのか!?

栽培マンに匹敵する“弱さ”。‥弱いだけならまだしも、甥をさらったり、だまし討ちをしたりと、性格にも難あり。おまえは本当に勇敢な戦士、バーダックを血を引いた息子なのか‥‥と。一族の汚点にしても程がある。

 

もしかしたら、作者はラディッツを登場させ、兄を名乗らせた時点では、あれほどまでの雑魚キャラになることを、さすがに想定していなかったのではないか。その後のストーリーがあまりに壮大になってしまったため、ラディッツをとんでもない雑魚キャラに仕立てあげる以外、他に手はなかった。

 

そう考えるしかない。それでなければ、悟空の兄貴がラディッツだなんて、やはり腑に落ちないし、私自身、何よりも納得できない......

 

 

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