センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【弱点露呈】エースのやきう日誌 《3月31日版》

4万人を超える観衆を集めるなか、またしても無様な試合をしてしまったファイターズ.....

 

 

敗因とまでは言わないけれど、昨日の試合を観ていて気になったことが二点あった。

‥左右の動きが多く、他より肩の強さも必要とされるショートというポジションは、たしかに激務だと思う。したがって、多少の「貧打」は目を瞑るといった傾向は、昭和の時代にも見られた。ほとんどのシーズン、打率2割1~2分台だった大橋穣さんなんか、モロにこれに当てはまると思う。

しかし、昨今は“打てる遊撃手”が非常に目につく。まだ始まったばかりでこんなことを言うのもナンだが、相手の源田も、二年目のジンクスを感じさせない巧みなバットコントロールを披露していたし、ロッテの新人・藤岡裕大も、開幕戦ですばらしい打撃をみせていた。打率はそこまで高くはないけれども、パンチ力を持ち合わせたソフトバンクの今宮も、他チームからみて、なかなかに侮れない存在。先に述べた大橋氏も、どちらかというとこのタイプだった。

 

タイプ的には、源田とか藤岡あたりに分類されるファイターズの正遊撃手、中島卓也。彼はどうなんだろう‥。ここ数年の打率の変遷をみても解かるとおり、年々打撃内容が悪くなっている気がする。(2015 .264→2016 .243→2017 .208)

象徴的なシーンがあった。ファイターズが初めて得点圏に走者を進めた5回1死1、3塁のチャンス。このとき、ライオンズ内野陣は前進守備をとっておらず、内野に転がせば、とりあえず1点は入るという状況だった。‥にも拘わらず、打席に入った9番の中島はアッサリ3球三振で終わってしまうのである。“粘り”が持ち味であるはずの中島にしては、あまりにもお粗末‥。

レギュラーでありながら、早くも次の3打席目で代打を送られてしまったのは、コレとまったく無縁ともいえないだろう。

 

 

球界屈指のイケメンだが‥

大谷翔平 さようなら 記者会見 花束贈呈 ハイライトフォト 中島卓也 鍵谷洋平 近藤健介 栗山監督 1225 札幌ドーム

 

 

迷いが生じているのだろうか‥‥。オープン戦から、厳密にいうと昨季中盤あたりから“強引”とも映る打撃が多々見られるようになった。おかげで「プロ第一号」を放つことができたのだけれど、その代償ともいうべき、彼は自分のスタイルを見失ったのではないか。

たしかに、投手からみて長打のない選手は怖くない。しかし、あまり長いのを見込めない選手が長打を狙いにいったところで何になるだろうか。‥それなら今まで通り、“中島らしく”、コツコツと出塁を目指すスタイルのほうがよほど、投手にとって脅威となると思うのだが。

‥現在ファイターズのコーチを務める川名慎一のケースと、中島の現状はよく似ている。やはり、プロ7年目で初ホームランを記録したという“遅咲き”。しかし、そこからまったく打てなくなってしまった。その年のオフに『なれないことはするものじゃないですね』といった趣旨のコメントを残していたの思いだす。

‥川名は初ホームランを打った翌年に自由契約となったが、中島も、今ならまだ間に合う。はやく本来のスタイルを取り戻してほしい。そもそも我々が「9番打者」に望むものは、そこにあるのだから。

 

 

今のうちに気づいてよかったのは、石川直也の抑え起用。9回の4失点は、まさに致命傷だった。先頭を簡単に歩かせ、以降もコントロールが定まらず、苦し紛れに投げたストレートを山川穂高にドカン‥。ベンチでうなだれる彼を、見ていられなかった。

大谷翔平ごとくな抜群のストレートがあれば話は別だが、今の、石川クラスの直球で押しまくるのは大変危険を伴う。増井ならフォーク、武田久ならスライダーといった、何かコレという決め球を持っていないのであれば尚苦しい。

無論、守護神なんてポジションは経験が成せる業であるけれども、まずその経験を、石川は積んでいない。勝ちパターンの中継ぎなどを経てからが理想的だが、たしかにめぼしい人材が今のファイターズにはいない。となると、前回私が推した新人の西村。昨日の試合をみたかぎりでは、ストレートの球速も、変化球の精度も石川より上だった。適性はあるかもしれない。

 

 

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