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【腐っても○?試される集客力】エースのやきう日誌 《4月6日版》

ファイターズ先発陣が躍動している.....

 

 

三タテを喰らわせた東北楽天戦は3投手がQS(6回自責3以下)を達成していたし、開幕カードで苦杯を嘗めたニック・マルティネスも、6日のロッテ戦でさっそく完投勝利をあげた(村田の8回1失点投球にはもっと驚いた)

 

‥各先発投手の頑張り、“相乗効果”は前提として、筆者はもうひとつ‥こういった要素が好循環を生み出したのではないかとさえ思っている。それは、開幕カードでいきなり好調・埼玉西武と対戦したことだ。

なにせ8番にエルネスト・メヒアを置くような、まるで息つく暇もない超重量打線‥。開幕戦からその破壊力をまざまざを見せつけられた。西武の「超強力打線」とぶつかったあとならば、他チームがどんなラインナップを組んできても、それは「小物」に映ってしまう。いわば“見下ろして”投げていた結果、各々先発投手の好投を引き出していた‥という塩梅。

たしかに開幕3連敗は痛かったけれど、たかだか「3/143」‥。Fs投手陣の真の力を引き出してくれたと考えるならば、西武戦は良い授業料になった。西武打線ほどではないといえ、楽天、ロッテより強い打線を組める次カード以降にも注目していきたい。

 

 

保存版 斎藤佑樹投手「ハンカチ王子」パーフェクトブック

 

 

いい流れのまま、7日の先発を託されたのが斎藤佑樹だ。二軍でも、決して秀逸な投球を見せていたわけではなかったが、先発の機会を与えてもらった。‥彼は本当に恵まれている。

昨シーズン1勝で、年齢的にも中堅の域に入った投手に、これほどまでにチャンスを与えてくれる球団は、そうそうない。斎藤はこの機会をかならずモノにしなければならない。いうまでもなく、最初が肝心だ。勝ち負けよりも、どのような「インパクト」を残すことができるか。

 

ロッテ戦は比較的得意としており、プロ初勝利も、2015年、352日にあげた復活の白星も同戦‥。節目節目で勝利投手となっており、相性は良いほうだ。こういったことからも、首脳陣の“配慮”が窺える。初っ端から西武やソフトバンク打線と対峙させるのは、今の斎藤にはあまりにも酷だ。

 

もうひとつ、私が注目しているのは斎藤佑樹と、舞台の東京ドーム‥‥。

デビューの場が、本来なら東京ドームになるはずだった。しかし、震災の影響で開幕がずれ込み、破算となった経緯がある。結局、札幌ドームの対ロッテ戦で初登板を飾り、勝利投手となったのは先に述べたとおり。

斎藤本人と、北海道のファン方には良い結果となったのだけれど、私自身、残念だったのは、もし、彼の「東京デビュー」が実現していたら、いったいどれくらいのヒトをドームに集められたのだろうか?ということ。

フランチャイズの札幌ドームに客が大勢入るのは当たり前。東京ドームなら、純粋に「斎藤人気」を計る、ひとつのバロメーターになったのに、と。それが実現できなかったのが、いささか残念であった。

 

ちなみに2015年8月22日、斎藤は東京ドームでのオリックス戦に先発している。中盤に乱れ、敗戦投手。だが、ここで注目すべき点は、その観客数である。当日、3万9901人と実に4万近い観衆を集めていた。同じ条件の元で行われた前後の試合では、それぞれ30757人、31240人と、斎藤登板ゲームが断然トップの数字。‥参考材料として、昨夜の千葉ロッテ戦は23202人しか、集められていない。3年前のデータではあるが、高い注目度「斎藤人気」が実証される形となった。

 

2018年、4月7日。予告先発によって、斎藤がどれほどの客を東京ドームに集められるか、ひそかに注目してみたい。

 

 

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