センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

世にも奇妙な話.2018 【ワープもの】

ちょっと個人的にショッキングな出来事がありプロ野球絡み)、しばらくふさぎ込んでブログ執筆からも離れていたのだが、この間にも、世間では実に様々な動きがあった。

 

やはり、なかでも「山口達也・ワイセツ報道」がダントツで気になる。キスされて、彼のファンなら嬉しいだろうし、むしろ「抱かれてみたい」と願う女性も、一般的な46歳の男性と比べれば多いことだろう。しかし、被害女性はちがった。

『お酒の勢い』というのは簡単だけれど、彼のほうにも、実、“驕り”のようなものがあったのではないか。モテる男にありがちな、大いなる落とし穴‥。

 

うがった見方をすれば、被害者が“マジメ”な方で本当に良かったと思う。周囲の大人に悪知恵を入れられ、ひどい人になればそれをネタに本人や事務所をゆすってくるヒトだっていないとも限らない。事件自体はすでに当事者間同士で話し合いが行われていたというし、報道によれば、そこで山口メンバーも誠心誠意、謝罪の意を示したのだろうから、彼女が負った傷は、きっと時間が解決してくれる。

 

ただ、“著名な”彼のほうはそうもいかない。たった一度の過ちによって、彼が失ってしまったものは、あまりにも大きい。もう、これは取り返しがつかないのだ。

‥私が彼の立場なら、おそらくこう切に願っていたにちがいない。

 

あの日に時間が巻き戻せたらーー

 

奇妙なヒトの、いかにも奇妙好きなヒトの発想‥‥。もし【世にも奇妙な物語】の世界なら、何者かに導かれた山口メンバーは「あの日」に戻ることを選択し、人生をやり直す道を選ぶのだろう。

 

来月に放映される「春の特別編」も、そういった類のストーリーが盛り込まれている模様。三浦春馬主演【明日へのワープ】がそれである。

 

 

www.fujitv.co.jp

 

あらすじは上記サイトの通りで、厳密には、ある薬を用いることによって『24時間後の未来にワープしたかのような感覚になれる』のだそう。‥これだけ聴くと、若干危険なクスリを連想してしまう。

が、実際に時間を行き来する作品は以前にも多く見られ、この手のタイプの作品を筆者が好んでいるという話は、前にも記した。

 

いちばん解りやすいのは、内村光良主演の【そして、くりかえす】。タイトルのとおり、いわゆる「ループもの」であるが、主人公は“昨日”を何度も、何度も繰り返す。‥仮に「昨日」と「明日」なら、皆さまはどちらのほうにワープしてみたいだろうか。

 

 

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個人的に印象に残っているワープは、露口茂【三人死ぬ】。レギュラー放送時代の作品だったのがもったいないくらい、名作中の名作といっていい。

主人公がワープした先は、過去。しかも、人質立てこもり事件が起きた銀行が舞台‥。これは以前実際に起こった事件を「世にも」で再現しているのかとおもうくらい、緊迫感に満ちている。人間が持っている卑しい”部分を透けてみえ、心理描写もなかなかに巧み。往時の露口の名演が覗ける。ラストも実に“らしくて”、奇妙な余韻を存分と味わうことに。

 

過去にいって、人生をやり直すのもよし。未来にいって、これから起きるコトを予め知っておくのも、あながち悪い話ではない。が、私なら断然「過去派」。あの頃に戻って、一度、亡くなった親や世話になった方々に感謝の想いをしっかりと伝えておきたい。

 

 

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