センテンス・オータム

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【二割一分台の4番打者】そして、わたしはグチッティ? 《5月22日版》

ほーら、言わんこっちゃない......

 

 

22日、屋根の開いたヤフオクドームで市川友也が大活躍‥したらしい。「福岡初」のお立ち台、新人選手のように初々しかった。

‥いや、別に彼をトレードに出したことについて、今更とやかく言うつもりはない。あのままファイターズに残っても、おそらく出番は少なかったであろう。市川本人のためには良かった。ただ‥‥である。なぜ、よりによってホークスに“譲った”のか。

 

先方からトレードの申し入れがあったのは百も承知している。しかし、上位争いを当面していくだろうホークスが「相手」なのだ。そんなライバルチームの戦力に“加担”してどうするんだ‥と、私は云いたい。

こちらは選手をもらっていないのだから、ホークスの戦力はマイナスにもなっていない。市川獲得でプラスとなっただけ‥。“お人好し”にもほどがある。シビアな西武時代の根本管理部長なら、間違ってもこんなコトはしないだろう。

まぁ考えようによっては、オフに鶴岡慎也を補償の発生しないカタチで獲得しているのだから、実質、捕手同士の時間差交換トレードのようなものだが、どうも腑に落ちない。

 

‥鶴岡で思い出したけれど、勝敗に直結してしまう、手痛いミスがここのところ目立つ。一体どうしてしまったのか。

先日、失速気味の西武を嘲笑していたら、ファイターズもそれにお付き合いするかのごとく、直近4戦で3度のシャットアウト敗け。様々な要因があるなかで、やはり私はアノ男の不振ばかりが目にいってしまう。今年もダメなのか‥‥

 

中田翔

 

不動の4番が22日夜の時点で打率.217。ホームラン9本放っているとはいえ、さして印象に残っている一発は少なく、どちらかといえば試合の“流れ”で打たせてもらった‥という感じ。とにかく、4番が2割そこいらでは打線が分断してしまう。

清宮をレフトに回し、中田を変わらずファーストに守らせ、首脳陣だって彼に最大限の誠意を示しているのに、この体たらく‥。今の調子のままでいけば、FA宣言したところで今オフも、どこの球団だって手を挙げない。

 

‥そりゃそうだろう。私は昨年、チームの4番を担うバッターであれほど低い数字を初めて見た。打率.216のホームラン16本、打点は67。

現役最終年の長嶋茂雄さん、39歳のイヤーのときだって打率.244、15ホームランも打っているというのに。

奇しくも昨シーズンの数字に近づいてきたが、2割1分台の強打者も過去にいなくはない。それこそ『三振か?ホームランか?』の典型的なバッターで広島東洋に在籍していたランスこと、リック・ランセロッティ。彼はシーズン打率.218ながら39アーチを架けて、セントラルリーグ本塁打王に輝いた(1987年)

 

 

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Calbee1987。昔のカードは背番号がないと誰なのか特定できないモノが多い

 

 

打率も残せない、且つホームランも10本そこそこでは、本来であれば下位にいてもおかしくない。昨シーズンの中田の成績も、見ようによっては、まるで(守りに比重を置く)キャッチャーのような成績だ。

極端な低打率なら、どちらかにしてほしい。一発か?三振か?それくらいの“割り切り方”が、むしろ今の中田には必要なのではないか。

 

 

‥しかしまぁ、今シーズンはまだ中田が居てくれてよかったかもしれない。当然のことながら清宮幸太郎は未完成な部分が多いし、彼のほうこそ、もしこのままで使い続けていたら打率が2割1分台どころの騒ぎでは済まなくなるだろう。

ファンとしては観たいが、そろそろ二軍で調整させてあげるのも手ではないか。松井秀喜だってGWに昇格し、その後不振となり二軍降格。夏場頃に再びあがってきて、二年目以降、押しも押されもせぬレギュラーに定着した‥。

清宮も『一軍体験』はもう十分に積んだ。今一度、ファームで己のスタンスを見つめなおし、勝負どころの夏場に再昇格してもらえたらと。その暁には「起爆剤」としての役割を、彼に期待したい。

 

 

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