センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【私は、見た!】エースの芸能日誌 《7月26日版》

初回11.1%から順調に?視聴率を一桁台へと減らした、石原さとみ主演【高嶺の花】。夏空のごとく開始早々雲行きが怪しくなってきたこのドラマに、明日はあるのかーー

 

 

第2話

(C)amazon

 

 

‥まぁ以前の、まだパワーがあったころの野島伸司なら、出だしは悪くてもチャラヘッチャラ。まずは探りをいれ、ときには過激な内容にして視聴者を煽り、中盤あたりから徐々に視聴率をあげていくパターンが本当に多かった。

一例を挙げるならば、息子を自殺に追いやった学校関係者に対し、復讐を誓った【人間・失格】‥‥社会人となった大学のサークル仲間が、社内での執拗なパワハラと失恋を苦に、首吊り自殺を遂げたというトラウマ必至な描写もあった【愛という名のもとに】。この辺りの作品は、当初はさほど世間の話題にのぼることも少なく、やはり序盤の視聴率は芳しくなかったと記憶している。

しかし、叩かれるだけ叩かれて終わってしまう、今の時代はこれができない‥。一度、かつての栄光ふたたび?と、脚本監修に携わった【明日、ママがいない】は、あやうく放送中止に追い込まれるところだった。“話題づくり”は成功したかにみえたが、扱ったテーマの重さと、一部、虐待とも受け取れるシーンがあったことで、イメージ低下を恐れた番組スポンサーが撤退。ドラマも尻すぼみに終わった。

 

【高嶺の花】の話になると、相変わらず昔話をしてしまう。申し訳ない。‥というか、私自身「野島ドラマ」を夢中になって観ていたのは、せいぜいこの時代くらいまでなのだ。今後もするかもしれないけれど、当該箇所は“老人の戯言”だと思って聞き流してほしい。

では、特段観たくて観ているわけでもない‥あくまで“ネタ”の一環として視聴している、今クールの【高嶺の花】はどうなのか。昔のように、今後、視聴率がうなぎ上りになっていくのか?と問われれば、筆者の答えは『ノー』である。

日テレも、さすがに野島氏と石原さとみの顔を立てる意味で、“完走”はさせるだろうが、ドラマ終盤の視聴率はまたジリ貧状態になっているのではないか。まず、

 

おもしろくない

 

「面白くない」とはいささか漠然としている。しかし、第3話目を見終えた時点で、こうとしかいいようがない。峯田演じるプーさんよりも、どちらかといえば石原演じる月島ももの方が“熱を上げている”という現状。この違和感‥。早くも石原嬢からの、キスシーンまで飛び出した。

『続きが観たい!』の好奇心より『なぜなんだ?』の違和感が、私は一向に拭えない。もっと段階を経て(冴えない)彼に好意を抱いていくならまだしも、そうした描写は、今のところ観られない。

それともなんだ? ‥額面通りに受け取れば、たまたま自転車を修理してくれたオヤジに、振られた直後で、たまたまフリーだった傷心のお嬢が即効恋に落ちてしまったとでもいうのか。それで石原さとみのような娘に好意を持ってもらえるなら、次生まれてくるときは、私も自転車屋になりたい。

 

華道家一家という、月島家の設定。‥別にこれはいいのだが、私には何か、野島氏が“見切り発車”をした気がしてならない。本当にこの世界のことを知っている‥‥あるいは「学習」をしてきたのだろうか。家元が『花はそのままでも美しい』そんなことしか言わない、言わせられない同作品からは、華道の真の奥深さごとくなものは、あまり感じられない。

無論、そこにドラマの焦点を当てているわけでないのは解っているが、かつての野島作品‥たとえば先述の【愛という名のもとに】では、事前に政治に関する勉強もずいぶんとされていたようで、作品を通じ、選挙の舞台裏などが知れるといった、また別の側面での愉しみ方もあった。それがそのまま、作品全体の質を高めていたように、今になってみると思う。どうせ観るなら、ねぇ‥。月島ももの色気だけではなくて、普段は知りえない世界を覗いてみたい気もするのだが。

 

 

◇「リアルガチ」だったタモさん

 

先日発売の某週刊誌で、まさかの不倫疑惑が取りざたされていたタモリ氏。‥その件についてはここで触れないが、付随して面白い記事を発見した。

 

 

npn.co.jp

 

笑っていいとも!】出演者のことも書かれている。しかし、それは「番組の外」で起こったで出来事であって、信ぴょう性は定かでない。いいともファンでもあった筆者が“目撃”したのは、ナマ本番中‥。そりゃ32年間も休まずやっていたら、タモさんだってキレることもある。

あろうことか本番中にお客さんと会話をしていたとして、タモさんの怒りを買い、翌週からレギュラーを降ろされたというトミーズ健の話は有名。しかも、ソロで降ろされたのだから、あまりにアカラサマ。タモさんを絶対に怒らせてはならない。

 

生憎トミーズの件は観ていないが、一度、栗原類に対し“リアルガチ”にキレていたのは、観た。話を振られて何も応えようとしない彼に、何やらブツブツと口にしていたタモさん。

内容までは聴きとれなかったが、もしかしたら『ここはバラエティだぞ』『お前も一応芸能人だろ』くらいのお小言があったのかもしれない。事実、直後の栗原類は平身低頭といった塩梅で、その後も若干バツが悪そうにしていた。嘘だと思うなら、いっそ栗原本人に聴いてみてほしい(笑)。私は、タモリ氏が“マジギレ”していたシーンを、この濁った眼でたしかに見かけた。

 

 

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