センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【珍しくマジメ系?観戦レポ】エースのやきう日誌 《8月8日版》

敗けなくてよかった。引き分けで終わって......

 

 

とは、ちょっと言えない。いつもなら歓迎する「ドロー」も、先日の西武三連戦に負け越し、上に3ゲーム差以上も離されている現実を考慮すると、そんな悠長なコトも言っていられなくなってきた。

 

7日の楽天戦。先発・有原航平は完璧な立ち上がり。完封も可能と思えたが、7回につかまってしまった。ツーアウト、フルカウントからウィーラーに投じた甘い変化球。同点タイムリー。最後の最後で、最高に甘かった‥。

 

9回の浦野博司、三塁に走者を置いた場面で痛恨のワイピ、大暴投。‥なんだか前にもこれと同じ映像を観た記憶が。結果論だけれど、あの暴投さえなければ、ファイターズは絶対に勝てるような気がしていた。なにせ裏の攻撃では「打ち出の小槌」状態だった中島卓也に打席が回ってくるのだから。

 

その中島がチームを救う同点打を、相手守護神から放つ。これで彼にしては珍しい?内野安打なしの“キレイな”ヒットばかりの4安打、猛打賞‥‥。おもえば7月の月間打率は3割を越えていた。2015シーズンに記録した自己最高打率(.264)更新も夢ではない。

 

延長回突入によって、ふたたび回ってきた12回の5打席目にもヒット。しかも、先頭打者での出塁だ。9回は叶わなかったサヨナラ劇への期待が否が応でも高まる。‥今思うと同点の7回、中島も繋いだ勝ち越し機に三振を喫した西川の、あの打席は痛かったが、ここではしっかりと送りバントを決めた。

後に控えるは勝負強い、途中出場の鶴岡慎也と近藤健介。もうサヨナラすることしか思い浮かばなかった。しかし、鶴岡は三振に倒れ、案の定、次の近藤は歩かされる。勝負の行方は4番・中田翔に託された。

 

こういったシーンでは滅法“弱い”中田。だが先の帯広の件もあるし、近ごろは勝負強さも見せて打点を荒稼ぎしていた。ひょっとしたら、ひょっとするかも。『今年は違うんだぞ』というところを、遅くまで残ってくれたファンと、少しでもお前を信じてみた俺のために打ってくれーー

 

 

北海道日本ハムファイターズ 打点王・中田翔~25歳・初タイトルの勲章~ [DVD]

 

 

期待をした俺がバカだった。結果は、やはり 空振三振である。

 

試合終了‥。期待が大きかっただけに、スタンドのアチコチからため息が漏れていた。きっと自分が見ていない日は打っているはずなのに、私個人としては彼が好機で打っているのを観た試しがない。だからいつまで経っても「信用度」が低い。

中田‥‥あんな場面で打って試合を決めてくれていたなら、俺は来シーズン以降の残留も、きっと望んでいただろう。来季の去就は当然まだ分からないが、もし出ていくのなら、最後は大勢のファンから惜しまれて、FAなり何なりしてくれ。

 

この虚脱感は、まぁ7日の試合にかんしては、彼ひとりせいではない。勝てるチャンスはいくらでもあった。前出の有原、ココ一番でのツメの甘さといい、得点圏に走者を置いた際の西川の不甲斐ない打撃といい、簡単に2死を取りながら、一時は勝ち越し点を許してしまった浦野のフォークボールの精度‥‥といい。あぁレアードの特大ファウルがポールの内側を巻いていたら。

 

7日の時点で首位と4ゲーム差。正直、これ以上離されたらキツイ。残り試合も、もう多くはない。来週控える今月二度目の敵地での直接対決に向けて、最低でも3ゲーム差以内に詰めておきたいところ。それまでファイターズは一戦も落とせない戦いが続く......

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ