センテンス・オータム

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【栗山チルドレン「2018年版」最高傑作?】エースのやきう日誌 《9月10日版》

ファイターズが「勝利」を届けてくれる.......

 

 

そう祈りにも似た文章を綴った日にボロ敗け‥。私の立場はなかった(苦笑)

まだ防御率のタイトルを狙える位置にいた上沢直之が、3回9失点。前日から一気に0.5点近く落としてしまった‥。彼にはいたく同情する。2死満塁からセカンドの渡邉諒が後逸。打球に触れていなかったからだろうか。エラーはつかず、それが2点タイムリーとなり、気落ちしたところを立て続けにドカン。本当に一瞬の出来事だった。

すべて結果論とはいえ、本調子ではなかった苦手の岸孝之から4点も奪っただけに、渡邉のプレイ以後に喫した5失点は悔やまれる。途中交代もやむなし‥といったところで、翌9日のゲームも“変わりなく”スタメンで起用してくるあたり、さすがの栗山采配。

 

バントミスはいただけなかったが、前日露呈した課題の守備では良いプレーがあった。鋭い打球で途中、バウンドが変化したゴロを上手にキャッチし、併殺を完成。あのプレイによってアップアップしていた先発のマルティネスが生き返った。

よくも悪くも、いちいちファンをハラハラとさせてくれる渡邉‥。バントミスや守りの面も含め、トータル的に、まだまだ一軍クラスの選手ではない‥とさえ感じ、来シーズンは絶対に二遊間を補強すべきだ‥とも、以前筆者は論じていた。

それがどうだろう。7月終わりの時点で1割にも満たなかった打率が“使い続ける”うちに、みるみる上昇していく(9日現在.255)。最近では、もう「不動のレギュラー」といっても差し支えないほど。

このような、もう負けられない試合が続いていくなかで、あえてベテランの田中賢でもバランスの良い杉谷でもなく、渡邉をセカンドに置く栗山監督の覚悟と勇気、そして強い信念。‥こういった「選手育成法」があることを、渡邉を通じて、また監督から勉強させてもらった。返す返す上沢にかんしては気の毒だったが、元々は定評あった守備でも、今後は投手陣を助けてあげてほしい。

 

 

有言実行

信じる力と伝える力 日ハム栗山監督に学ぶ新時代のリーダー論

 

 

◇投手は石川直

 

監督からすると、さらにモノになれば、彼も「最高傑作」の一人といっていいのではないか。守護神・石川直也。抑えをやったり中継ぎをやったり、起用法が定まらなかった今シーズン。近頃の起用法をみていると、どうやら閉幕までトリは石川でいく方針のようだ。

『立場が人をつくる』なんて話をよく聴くけれど、今の彼はすっかり“その気”になっている。西武打線に打ち込まれ、タオルを頭からかぶって顔面蒼白にさせていたのは、わずか半年前‥‥開幕直後の出来事。それが表情、マウンドさばき一つとっても、今は自信で満ちているように見える。

くると分かっていても、打てないストレート。非常に落差の大きいフォークボールに、強打者たちもキリキリ舞い。いかにもソレらしい、観ていて爽快なクローザー。人はこんなにも短期間で変われるものだろうか。

他球団からすれば、なんとも厄介な‥うちとすればなんと頼もしい、“その気”になった石川直也の「ラストスパート」に、乞うご期待である。

  

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