◇中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!プロ野球・助っ人最強ランキング
(10/22 19:00-21:48)
助っ人外国人選手だけに焦点をあてた番組。こんなマニアックな企画を3時間、ゴールデンに持ってくるとは。「やきう」好きの中居正広だから成せた業。半分、趣味でやっていたような感じではないか(笑)
‥‥筆者もプロ野球ファンのひとりとして率直な感想を言わせてもらえば、若干物足りない。多少この世界を知っている者なら誰もが知っている、超有名ネタ・エピソードばっかだったけれど、最近は若い世代‥とくに女性で野球に関心を持っている者も、かなり増えた。誰もが愉しめる、分かりやすい作りであったのでそこはヨシとしたい。
泣くな千秋!本当に泣きたかったのは‥‥
(C)テレビ朝日
単なる「ランキング」で終わらせず、当該助っ人の“その後”を追ったり、別途、“お騒がせ助っ人”を取り上げた企画はよかった。頭部死球のあとのグランドスラム‥。クロマティが「ユーチューバー」に転身していたのは、私も知らなかった(笑)。でも、バースとクロマティが“ワンツーフィニッシュ”って、ちょっと芸に欠けるんでないかい。ありきたりすぎて、さ。
とはいっても、まぁ選ばれてしまったのだから仕方ない。せっかくだから「やきう話」ついでに、筆者がここで【欄外スクープ狙います!】。あの番組にも取りあげられなかった、ある意味「最強外国人」を球団別に、チョイスしてみたい。‥申し訳ないが、自分はパ・リーグ専門なので、セはどこか他のところでやっとくれ。
【埼玉西武ライオンズ】コーリー・ポール
‥二軍で2年連続三冠王。ファームでは桁外れの成績を収めながら、外国人枠の関係でほぼ二軍暮らし。中居君の番組でも、ブライアントの事例が挙げられていたでしょ?中日でくすぶっていたところを近鉄が獲得して、リーグ優勝に導いたエディマーフィ似の(笑)。ポールだって西武が快く、他の球団に送り出していたら、もしかしたらブライアントみたくなっていたかもしれない。もったいないよねぇ、正直......
実働37試合で、推定年俸4億円也。来日当初、この高額な年俸がずいぶんと話題になった。今、サファテがいくらもらっているのか知らないけれど、これを知ったらまたツイッターとかで批判めいたつぶやきしそうだよね(苦笑)。開幕戦で初打席満塁弾の衝撃デビュー。彼が残した数字を見ても、たしかに実力はありそうな感じではあったのだが、ファンや関係者は『とにかく金返せ!』といった心境だろう。‥まぁでも、千秋も激怒させた阪神さんのグリーンウェルよりかは、幾分マシだったという説。
少し哀しかったね‥‥あのランキングにハム関係者の名前がなかったのは。おかげで伊集院光も、饒舌にはなれなかった(笑)。考えてみたら、トップテンに名を連ねるほどの圧倒的な実績、ものすごいインパクトを残した外国人は、ハムにはいなかったのかもしれない。しいていえばソレイタ‥くらいか。
そんななか、なぜグリーンを憶えているのかというと、助っ人で来ているのにコイツ、1本のホームランも打たないで帰っていったから。前代未聞。マシーアス(3本)、アルモンテ(3本)、ジョーンズ(1本)、ハーミッダ(1本)らの歴代ダメ外国人衆だって、1本以上は打っているのに。おまけにサードで守乱。投手からも苦情が相次いだとか‥。
しかし、いつしかMLBサンディエゴ・パドレスの監督にまで昇りつめていたのだから、ヒトの人生は分からない。‥‥当時は色々言ってごめんなさい。お願いですからあなたのクチで筆者をパドレスで雇ってください(笑)
【オリックスバファローズ】ドン・シュルジー
DH制のあるパ・リーグでは投手が打席に立つことじたい稀。彼がいた当時はもちろんまだ交流戦もなかった時代‥。偶然回ってきたその超貴重な打席で、特大ホームランを打ってしまったという伝説の男。‥‥なんだけど、私、彼が日本の病院で入院した際に差し入れられた梨が『神様からの贈り物のようにおいしかった』と述べた、あのエピソード。超好きなんです。今の時期にピッタリだし、なんかホッコリしませんか。梨でそこまで感動してくれる外国人の澄みきったココロに。
彼についてはここに詳しい........
不正投球(疑惑)で相手ベンチからクレームを受け、その腹いせに面と向かって中指をおっ立てた、元・幕張の防波堤。‥いや、これでも大問題だけれど、もし、逆にこちら側があなたに同じことをしたら、国をあげて大問題になっていたんじゃないの?ってハナシ。セーブ王に輝くほどの実力の持ち主だっただけに、こんなコトで有名になっていたのでは‥。今更ながら筆者があなたにアドバイスをするとすれば『東尾サンを敵に回してはいけない』
カンセコといったら、自分の中では「ファミスタ」のオールMLBチームで4番を務めていた大砲のイメージが根づよい。モデルとなった、そのカンセコの“お兄さん”が日本球界にやってくるという噂は瞬く間に駆け巡った。いったいどんな選手なのだろう‥。
結論からいうと、私は一度も目にかかれなった。なぜなら一軍戦に出場していないから。現代なら中継が行われている二軍戦も多いし可能だったろうが、当時は自ら球場に足を運ぶ以外観る手段がなかった。まして、近鉄の二軍の試合とくれば‥‥。私のなかで長らくベールに包まれていた、カンセコ・ミステリー。のちに、残された数少ない画像でその姿は確認できたけれども、今もって謎が多い選手である 《了》