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【ドラフト話vol.2 「ドリームチーム」の裏側】エースのやきう日誌 《10月27日版》

地球人を相手に子孫を増やす‥‥地球来襲前に企てていたあの計画。考えてみたらベジータはちゃっかりブルマとの間に子供を残し、有言実行であった。彼の息子・トランクスも無事スーパーサイヤ人となり、親父を凌駕するほどの戦闘力を持っていたが、何よりも優れていたのはDB史上屈指の「顔面偏差値」の高さ。最高なカタチでブレンドされた、ハーフの“好例”といっていいだろう。

 

これで思い出すのは現代なら大坂なおみであり、ダルビッシュ有である。いずれもその道を極めた「スーパー」なプロスポーツ選手であり、容姿端麗。エキゾチックジャパン。どこか他国の血が混じっていたら、私も、今よりもう少しマシな人間になったのだろうか‥。ダルを含む、そうしたハーフ系選手がファイターズに複数名在籍していた時代が懐かしい。運天・ジョンクレイトンにダース・ローマシュ匡‥‥。日本人だけど、カタカナがたいへん多い。

 

 

この人のイケメン度合いは、もはや罪だろう......

ダルビッシュ有(レンジャーズ) カレンダー2013年

 

日本人だけど、アメリカ生まれで「ジェームス」のミドルネームを持つという、野村佑希くんに、日本人だけど、見た目が日本人ではないドラ4・万波中正くん。コンゴ人と日本人のハーフらしい。今年のドラフトも、何気にけっこうグローバル。

夏の甲子園ではなかなかヒットが生まれなかったけれど、横浜高校では他の誰よりもインパクトがあった。日本人離れしたパワーで札幌ドームに特大アーチを駆ける日が待ち遠しい。

 

甲子園優勝投手、大阪桐蔭の柿木連くんを5位指名。正確無比にコントロールされた速球を、コンスタントに投げ込んでいく姿がとても印象的な投手だった。先日、私も半信半疑で書いたのだが、まさか吉田輝星くんとファイターズで本当にチームメイトになろうとは。‥ここはひとつ、輝星くんと柿木くんで近い将来、今度はエースの座をかけてハイレベルな争いをしてほしい。

 

1位、2位、4位、5位が今夏の甲子園出場組。6位の捕手、田宮裕涼くん(成田高)と合わせて5人の高校生を指名。美山和也著【プロ野球戦力外通告(※1)川口知哉」の項で、同期に同級生がおらず、またチーム全体においても同世代の選手が少なくて野球以外の部分で苦労したとの記述がある。むろん個々の争いの場となるのだから、そんなの関係ないと言われればそうかもしれないが、いてくれれば当人たちにとって心強いのは確かなはずだ。

甲子園のスターばかり獲ってミーハー球団だのなんだの、今回も色々なところで書かれていたけれど、それはあまりにも浅はかなモノの見方である。過去の実績からみても、ファイターズの「同級生ドラフト指名戦略」は実にうまくハマっているのだ。

2011年の高卒組、松本剛・近藤健介・上沢直之・石川慎吾(現巨人)。2014年の高卒組、清水優心・淺間大基・石川直也・太田賢吾。2015年の大卒組、上原健太・横尾俊建・井口和朋。彼らが切磋琢磨しあって、プライベートでも傷を舐めあっていた‥かどうかまでは分からないが、今では欠かすことのできない一軍戦力として台頭してきている。こうした“同級生効果”も彼らの成功に大きな影響を及ぼしていたのではないかと、筆者は分析している。結果的に甲子園活躍組が集まった「2018年高卒組」の未来も、きっと明るい。

 

 

ファイターズファンにとって今ドラフト、ある意味いちばんのサプライズだったのは「育成枠」を導入してきたことだろう。育成ドラフトが始まった時点でテーブルにファイターズ関係者がまだ席に残っていたので、筆者もまさかとは思ったが。育成1位の海老原一佳選手は、富山GRNサンダーバーズより。

同チームは現ファイターズ二軍打撃コーチの吉岡雄二氏が、昨シーズンまで監督を務めていた。さらに海老原選手はいかにもファイターズと所縁のある創価高・創価大出身と、どこかタダゴトではない匂いもする。‥吉村GMは一応、イースタンリーグの試合数増加を理由にあげていたが、指名も結局一人だけなのだし、どこかから猛烈なプッシュがあったのはではないかと、邪推してしまう。私は悪い男だ(苦笑)

 

最後に7位の福田俊(ふくだ・すぐる)投手は、北海道出身。‥申し訳ない、手元にさしたる情報はないのだけれど、大学出の左投手ということでかかる期待は大きい。今年ルーキーだった宮台康平、北浦竜次の両左腕と合わせて、この中からひとりでも来季一軍戦力として加わってくれたならチームにとっても大きいが、はたしてどうなるか《了》

 

《参考》

(※1)プロ野球「戦力外通告」 (新書y 232)

 

 

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