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【バラエティ番組に「ガチ」は必要なのか】エースの芸能日誌 《11月11日版》

日曜夜、久々に【世界の果てまでイッテQ!】を観た.......

 

 

“例の報道”を受けてではないが、この番組‥確かに、結構なグレーな感じではある。「ナスカの地上絵」もどきに臨む、珍しく?手越画伯のロケから始まった放送。オチつきの編集で巧みにお茶を濁していたけれども、一行はいつの間にか山を登っていたし『そして〇時間後!』のナレーションのあと、もう地上絵を描き切っていた。これが本番前の練習と合わせて二度‥。その“過程”を、けっきょく我々は知る術がない。

まぁ今回に関しては、画伯が山を登ったのは事実なのだろうし、画伯以外の誰が絵を描いたって別に構わないのだが、元々なかったことを、あったことにしてしまう‥‥それはいけない。つまり「ねつ造」だ。

 

週刊文春の記事を読んだかぎりでは、明らかにクロ。番組に携わった現地ラオスの人々が『そんな祭りはなかった』と口にしているのだから、そうなのだろう。数々の証言を載せるともに、非常に長々と綴られていた記事だったけれど、曰く、簡潔にまとめるとこういうことのようだ。

 

誰も知らない「橋祭り」の正体とは、日テレ側が企画、タイ人のスタッフが手伝い、コーヒーフェスの片隅で行われた「自転車アクティビティ」に過ぎないのだ

 

【イッテQ!】は“毎週”高視聴率を獲得しているらしいし、これを維持していくのは容易ではない。以前ならこの時間帯にプロ野球中継がちょくちょくあって、多少の「充電」もできたが、今はそれも望めない。

 

前回よりも、もっと面白い企画を‥‥スタッフに毎週のしかかってくるプレッシャー地獄。さぁ次のネタはどうする?そもそもネタはあるのか?ないなら手段はもう選んでられないぞ。過剰な演出になったっていい。俺が許可する。なにせ番組は絶対に止められないのだ......

 

スタッフには同情する。実際『所詮バラエティなのだから、楽しければいいだろう』ネット上では“ヤラセ上等”な意見も見受けられていたし、基本、私もそれは一緒。日テレ日曜夜20時の前身【天才たけしの元気が出るテレビ】だって、さも事実であるかのように、カッパの存在を取り上げた回すらあった。

派遣社員だホームレスだなんののガチ・ドキュメンタリーのねつ造は「アウト」でも、バラエティならそれが笑って許される。‥まぁこの“中間”あたりにいる【イッテQ!】は、曖昧かつ微妙な立ち位置にいるのは確かなのだけれど。

 

 

当該記事で番組への並々ならぬ「愛」を語っていた宮川…

世界の果てまでイッテQ! 宮川大輔のワッショイお祭り紀行

 

 

【イッテQ!】に倣い、今回はここも“二本立て”でいく。テレ東発の人気番組池の水ぜんぶ抜くで、魚の大量死事故が起こったとか‥。前回放送分、まさにあばれる君がリポートをしに行ったときの回。ほーら言わんこっちゃない。こんなコトを繰り返していたら、本当にタタリが起きてしまうよ.......

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

18日の日曜に【イッテQ!】とガチンコ勝負を臨むカタチで、第14弾が放送予定。遠くフィリピンにまで行って池の水を抜いてくるらしいが、今度は大丈夫なのか。くだんの大量死の際も、番組なりに魚たちの安全面に万全を期していたつもりが、専門家にその大いなる認識の甘さを突かれていた。水のない池は放置されて周囲に悪臭をまき散らかし、町と番組側とで責任を擦り付け合っている‥‥なんて、記事にはあった。

テレ東がこの番組をやめることはまずないだろうけれど、それこそ、いささか「ガチ」すぎるのでは。MC田村淳&田中直樹も芸人の顔を忘れてしまっているし‥。いっそ、前回も出演した【変態紳士】で大ブレイク中?の高嶋政宏を前面に押し出すような、もう少しライトな番組にしてみてはどうだろう。

 

 

《参考》

週刊文春 2018年 11/15 号 [雑誌] 

 

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