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【「シーズン回顧」vol.3 ブランドン・レアード&ニック・マルティネス】エースのやきう日誌 《11月30日版》

まる~~ けっきょくお前もか.......

 

 

あ、こっちの話す。紛らわしくて申し訳ない。

ファイターズの「マルちゃん」ことニック・マルティネス投手と「寿司ボーイ」でおなじみのブランドン・レアード内野手、両助っ人が自由契約となった模様だ。球団は再契約の可能性があるようなことも匂わせてはいるが、退団は決定的だろう‥‥。

 

『どちらの流出の方が痛い?』と問われれば、断然 ニックの方。今年活躍したらメジャー復帰の線も考えられた選手ではあったけれど、これまで一切そういった類の話が出てこなかっただけに、てっきり来シーズンもファイターズに居てくれるものとばかり‥。ショックは大きい。

 

今季は上沢に次ぐ10勝(11敗)。敗けは込んでしまったが、特に春先の安定感はチーム随一だった。前半戦は14試合に先発登板、うち11試合でQS(6回3自責点以下)を達成している。来日当初は「2億円右腕」の実力を疑問視していた私も、気づけばニックの登板日が、いちばん安心して試合を観ていられた。

前半だけで3完投をマーク。長いイニングを投げるのを嫌がるデリケートな外国人も増えてきた昨今‥。首脳陣も彼の存在はずいぶんと有難かったことだろう。

 

それだけ“奮迅”の活躍をしてきたニックも、今夏の、異常なまでの日本の蒸し暑さにやられてしまったか、後半戦は、ゲーム序盤から打ちこまれてしまうシーンも目立った。7月17日のオリックス戦から9月2日の千葉ロッテ戦までの計7試合‥。星勘定は2勝3敗ながら、この期間中は最長でも6回でマウンドを降り、後をリリーフ投手に託している。完全な“息切れ”だった。

 

なかなか打線の援護に恵まれなかったのもあってクローズアップされなかったが、実はソフトバンク戦の対戦防御率1.86(1勝2敗)、埼玉西武戦が同2.90(2勝3敗)と、カモとまではいわないけれど、あの強力打線を向こうにして、十分互角に渡り合っていたのである。チームに唯一の勝利をもたらしたCS対ホークス戦での好投も、皆さまの記憶にも新しいと思う。

 

‥こんな秀逸な助っ人投手との契約を更新せずに、来年ファイターズは大丈夫なのか?彼クラスの投手はそうそういないだろう。今からでも遅くない。考え直すべきだ。

 

 

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絶大なファン人気とは裏腹に、球団はおそらく、そこまで“熱意を持って”レアードを引き留めるような真似はしないのではないか。‥なんとなく、そんな気がする。

2016年、大逆転優勝の立役者‥に、私も極力ネガティブなことは書きたくないが、ここ2シーズン、成績が下降線を辿ってきているのも事実であり、とりわけ今年は「守備」で味方の足を引っ張るシーンも多かった。

守備率は来日以来最高の数値をマークしている。しかし、彼の場合、この数字では表れない部分の、本来“防げたはずの”軽率なプレーというのが、かなり目についた。いつも温厚な栗山監督がベンチでずいぶんと厳しい顔をしていたのも、一度や二度ではない。

 

もちろん、やる気はあっただろうし、レアードの「キャラ」と言われれまでそれまでなんだけど、預かっている現場の方の人間とすれば、これを繰り返されたら堪らない。周りの士気にも影響してくる。

そして、今シーズンは間が悪かったことに、優勝争いが佳境を迎えた9月に、脇腹を痛めて戦線から離脱してしまう。不在の間は横尾俊建が攻守で奮闘し、穴を埋めた‥。4シーズンもの間、考えられなかった「レアード抜き」の布陣を、幸か不幸か、ペナント最終盤で“試せて”しまった。ここをどう捉えるか。

チームが“手ごたえ”を感じていれば不要、または退団もやむなしと判断し、やっぱり代わりはいないとなれば、レアードは必要‥‥となるのだろうし。ただ、絶対必要と感じているなら球団だって、そもそも自由契約なんかにしないわけで。

 

多くの道民に愛された寿司ボーイの命運、さぁどうなる-----

  

 

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