自分が小学生だった頃にジャンプで連載していた【ボンボン坂高校演劇部】.......
アレを読んで、将来「演劇部」も有りかも‥と、なんとなくな関心をいだいてしまった単純な私。ところが進んだ先が男子校だった。演劇部なんて小洒落た部活はなかったし、仮にあったとしても日比野真琴のようなヒロインのいない演劇部も‥‥ちょっとねぇ(苦笑)
俳優の角野卓造も中学時代の演劇体験が病みつきになって、その後、職業にまでなっているのだから、自分だってどうなっていたか分からない。あるいは。
当時は当然まだなかったLINEもやってみたかった。クラスで仲の良い者同士でやる「グループトーク」が愉しそう。これなら今でもできるが、大人になってからだと極めて事務的な連絡事項ばっかだし、裏切りも多く、そもそも“派閥”を組めるほど、私は現在、友人を多くはかかえていない‥‥。
なんて、悲壮感たっぷりな書き出しから始まって申し訳ない。いささか虚しい学生時代を回顧したのは、きっと23日放送分のテレビ東京系【全国一斉!最強探知機で大捜査 日本のお宝ぜんぶ掘る大作戦】を観たためである。
MCを務めたロンブー淳曰く「池の水ぜんぶ抜く」の“派生型”。これが思っていたよりも出来が良かった。地中に眠るお宝を捜す‥‥というコンセプトに見せかけて、古代恐竜の化石発掘が目的であったり、以前に埋めた(行方不明の)タイムカプセルを掘り出して、幼きころの自分に会いに行くといった、実に、ロマンに満ちあふれた構成。
‥リスクが大きく、お金もかかる“池の水”よりも、今後はこちらに重きを置いた方が、番組としても良いのではないか。
とりわけ後者のタイムカプセル版。これはハマりそう。10年、20年の長い時を超えて、昔の自分との再会‥‥。当時の記憶が甦った依頼主の大学生の涙に、おもわず筆者ももらい泣きしてしまう。彼らは、良き青春時代を過ごせていたのではないか。‥番組を観ていて容易に想像ができた。同時に、無為のうちに終わった同時期の自分を、うっすら悔いていたのである。
こ、これが噂の「ルビーカラー」かっ?
同番組のスポンサーになっていたのは、今年日本CM界を席巻した?ハズキルーペ。さすがに“目の付け所”がちがう。
‥あのCM、特に今現在流れているバージョンのは、何度見ていても飽きない。第一の理由として、舞台が銀座にあるような高級クラブとなっている点。この発想がまず奇抜。
そこに来店した小泉孝太郎がおもむろに渡辺謙のモノマネをにやけ顔でしだし、ホステス役の武井咲が『まぁお上手ね』と掛け合う様は、あたかもバブル期の、成金たちが描かれたドラマを観ているかの如く。
‥そういえばココの社長が、CMも全面プロデュースしているなんて話を訊いたことがある。なるほど氏のころの時代設定か?
続けざまに、横にたくさんの嬢をはべらせた舘ひろしの登場は、別録りまる出し(笑)。『大きく見えるねハズキルーペは』のあとの『これ、エミの生まれた年だね』は、舘サンのアドリブだったとか。まるで「あぶ刑事」時代のダンディー鷹山を彷彿とさせるようだ。
そして、ここでもやるかの『キャッ!キャッ!キャッ』 尻踏み三連発!
レンズの丈夫さはよく解った。が、あんな固いモノの上に乗ったら「お尻が痛そう」という点については、まだほとんどの人が着目していない‥。いくら頑丈に作られているからって、彼女たちの真似をするのは、なるべくやめよう。キャッ×3!