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【占い師目線?「超」2019ドラフト会議&育成球団の限界】エースのやきう日誌 《2019年8月19日版》

2019年のリポD「ドラフト会議」は例年と比べると1週間ほど早く、10月17日(木)に開催されるらしい。‥‥ということは、もう残り2か月を切っているわけで。

 

すでに佐々木朗希投手(大船渡高)の1位指名を明言している北海道日本ハム以外は、ドライチを誰にするのか、まだ決めかねている頃だと思うけれども、長年培ってきた“ドラフト勘”により、おぼろげながら筆者は今年の動きが見えてきた。まずはそれを占ってみたい。

 

星稜高校野球部―「第3期黄金時代」の幕開け (B・B MOOK 1214 高校野球名門校シリーズ 10)

 

 

ここにきて星稜高・奥川恭伸投手の評価が急上昇。彼の力投をみていると、やはり「甲子園」が持っているチカラは大きい‥。現時点で同校はベスト4まで勝ち進んでいるが、これで頂点まで上りつめようものなら、一気に「佐々木派」から「奥川派」へ、乗り換えを検討する球団も増えるのではないか。

甲子園に出場できなかったとはいえ、おそらく多くの球団は佐々木君に対する評価は不変。むしろ、連投を強いられる甲子園に行かなくて安心したという、関係者もいると訊く。‥ただ、あの決勝戦で登板を回避した本当のところの理由は、ハッキリ言って当人と監督以外、誰にも分からない。よって、(重度の)故障を疑う関係者も、中にはいるのだそうで‥。

もともと『プロで早く出てくるのは、佐々木より奥川』という声が多かったのも確かだった。今夏の桁違いな力強い投球を見せられると、それも頷ける。言うならば佐々木君はダイヤの原石で、磨けば最高の輝きを放つが、そこに到達するまで多少の時間を要する。タイプとすれば奥川君が田中将大、佐々木君がダルビッシュ有に近いイメージ。

 

当初、プロ入りにも前向きな佐々木君に数多くの指名が集まると見られていた。が、上記の経緯などにより、彼を指名する球団は大幅に減って3~4球団程度で落ち着くのではないか。

具体的には、佐々木君4球団、奥川君に3球団(ここは今後の展開次第で逆もあり得る)。即戦力との呼び声高い明治大・森下暢仁投手に2球団、横浜高校の快速左腕・及川雅貴投手(高校ビック4の一角)の「一本釣り」を狙う球団が出てくるのではないかと予測。‥これらは、もちろん野球の専門家としてではなく、あくまで「ドラフト会議」で行われる“駆け引き”を熟知した者の見方である。

 

 

◇「即戦力・野手」を指名せよ

 

福岡ソフトバンクと当たっているときは外国人選手の力量‥‥東北楽天と当たっているときは、ルーキー選手のちがいを、まざまざと見せつけられる。後者は、たとえば17日の試合‥‥辰己涼介と太田光、新人ふたりがスタメンに名を連ねていた。この日は出場しなかったが、渡邊佳明というユーティリティーな選手もベンチにいて、出場の機会も多い。

一方の北海道日本ハムファイターズ。野手に限定するなら、ここまで新人が誰一人として戦力になれていない。直近3年でみても、一軍で数字を残せているのは石井一成と、せいぜい清宮幸太郎くらい。むろん「育成型」は理解しているが、この差は決して馬鹿にできない。野手の選手層の薄さが、最近とにかく目立つ。そして全体的に「右打ち」も少ない‥。

 

だからではないが、球団の徹底した「育成指向」に、いくぶん限界を感じ始めてもいた。過去10年(2009~2018)、一般的に即戦力とみなさがちな大学出以上の野手(捕手1を含む)の指名は、わずかに6名。あとは皆、高校から直接入った選手である。

ちなみに、6人はすべて大卒選手で、社会人出は皆無。社会人出身の野手となると、2006年の金子洋平(ホンダ)まで遡らなくてはならない。たしかに現在の主力選手の大部分を高卒選手でまかなっているファイターズだが、何にせよ、個々の育成には時間がかかる。‥そろそろ「融合」を目指してみてもいい時期にきているのではないか。ましてチームが優勝争いをしているともなれば、“今すぐに”使える野手が、どうしたって欲しいのだ。

 

近年は注目選手が投手に多いという背景もあったにせよ、即戦力となり得る野手の指名も早急に望みたいところ。

 

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