北海道日本ハムファイターズの2019年シーズンが終わった――
借金8を抱えて、リーグ5位。この成績はともかく、夏場以降負けが込んでしまい、ここの体(てい)もずいぶん変わってしまったように思う。『口うるさいオッサンだなぁシネ』そんなふうに思われた方も、中にはいらしただろう。不愉快にさせて悪かった。
にもかかわらず、今季も最後まで付き合ってくれた方々には、あらためて感謝申し上げたい。普段の、ファイターズに関わらないでいるときの私は、そこまでヤな奴ではない‥と思う(失笑)
これから、いつもより少し長めのオフは、もっと愉しい話題を提供できれば。プロ野球ネタも交えながら、他ジャンルについても、今後は積極的に綴っていく。ときに、また厳しい内容のコトも書くかもしれないが、どうか生温かい目で見守っていただきたい。
◇ケンスケ
前回書ききれなかった、田中賢介にまつわるネタ。
打席に入った際の「ケンスケ」コール。今、同様なコールがされている選手は12球団で何人くらいいるのだろうか。‥セ・リーグの試合までチェックできていないのでハッキリとしたことは言えないのだけれども、それほど数は多くないと思う。
ハムについては「歴」が長く、ケンスケ入団の少し前に現役を退いた伏兵・五十嵐信一が打席に立つ際に、これが用いられている。‥彼の場合、シンイチ―!ではなくて『シンちゃーん』だった。
ただ、このコールが始められた時期が定かでない。比較的、現役晩年の頃だったような記憶もある。折しも日本中がイチローブームに沸いていたときだ。
華やかなイチローコールに対して、こっちは(わずかなファンで)シンちゃんコール‥‥。いかにも地味なハムらしかった。【クレヨンしんちゃん】人気に便乗したということでもなかったと思うが。
そういえば、ファイターズにはもう一人、ケンスケがいた。今シーズン「最高出塁率」のタイトルを無事獲得した、近藤健介である。‥せっかくだし、どうだろう。彼がそのまま「ケンスケコール」を引き継いでみては。
「万能名脇役」だそうで
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◇監督人事
栗山英樹監督の来季続投の可能性が、どうやら高まったらしい.......
ここにきて二転三転する監督人事。記事のニュアンスだと、シーズンが終わった時点で本人は辞めるつもりでいたけれども、球団から(熱心に)引き留められ、考え直した‥‥そういう流れだろうか。
オープナーの採用であったり、2019年シーズンは多方面で改革を押し進めようとしていた。このまま辞められては今年果敢にチャレンジしてきたことが、全て水の泡になってしまう気もする。首脳陣が一新されれば、それらを継承するとは到底思えないからだ。
“損害”を被るのは、たとえば、チームの方針でさまざまな起用法をされた左腕の堀瑞輝。彼だって「先発1本」なら7、8勝あげられた可能性があるし、もしくは中継ぎに専念していたら20ホールドくらい記録して、オフは格段に年俸が上がったかもしれない。
したがって“本当の意味で”責任を追ってもらうためにも、たしかに、最低あと1年‥‥栗山氏はファイターズを率いる義務があるのではないか。私はそう思う。