センテンス・オータム

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【究極の愛に気づく ―2番目のキス―】エースのやきう日誌 《2019年10月07日版》

こ、コイツは、まるで僕の写し鏡ではないか......

 

 

という、映画好き“あるある”。でも、今回にかんしては陶酔しているのではなく、半分以上が実態だったのだ。‥映画の主人公と違ったのは、僕の職業が教師ではないのと、ひいき球団がレッドソックスではなく、ジャパンの「ファイターズ」だった点――

 

仕事よりも恋人とのデートよりも野球(観戦)を優先するオンナ泣かせのベンは、自らを『重症』と表した。途中経過が気になって仕方なかったり、それでいて試合結果が他者によって“もたらされる”のを何よりも嫌う‥‥。なんと微笑ましいことか。こんな愛すべき「やきうバカ」が他にもいたとは。味わったことのない、なにか異様な感動に打ちひしがれた。

 

 

2番目のキス (字幕版)

 

 

もっと別の機会に書こうとも思ったが、これほど“ガチ”な野球映画も、そうそうない。したがって、このカテゴリに書かせてもらった。ドリュー・バリモア主演2番目のキス。幼少時にメジャーリーグ・ボストンレッドソックス(以下BOS)に魅せられた男、ベンの生きざまと並行して、恋愛模様も描かれていくこの作品。

 

ファンになる、きっかけを与えた叔父の一言がこれだ。

 

期待しすぎるな。泣くことになるぞ

 

つまり、当時のBOSは万年泣いてしまうほど弱かった‥という意味なのだが、この辺りも低迷期が長かったファイターズと被っていて、妙に感情移入できた。もっとも事前に「期待しすぎるな」を“すり込まれていなかった”僕は、何度も泣かされることになるのだけれど。

BOSを愛するあまり『人生で一番』とまで口にしていた恋人・リンジーまで失ってしまった彼が、最後に達した境地‥。語ったセリフがまた泣ける。

 

レッドソックスがいてくれたらいい

レッドソックスは家族だ

 

すばらしい。 その通りだ。BOSをファイターズに置き換え、相槌を打ったのであるが、真の野球好きであれば、この箇所は誰しも当てはめられるのではないか。

 

これまでボンヤリとした葛藤があった。けれども、当作品との出合いよって確信したのである。仮に生涯、心から愛する人が見つけられなかったとしても、ベンを見習い、僕は胸を張ってこう言おう。我が人生で一番愛したのは、ファイターズであったと――

 

 

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