センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

今週のキになった記事セレクト【週刊新潮編】2019.11/05

キングオブコント2019】においてのジャルジャル。彼らが披露した2回目のネタが、たしか、こんなネタ。

 

空き巣をしようとしたら、無人と思っていた家にヒトがいた。泥棒は何とかその場を取り繕うも、何か様子がおかしい。最後は眼前が真っ暗になって、気づくと家には誰もいなかった‥‥という「世にも奇妙な物語」か何かで見られそうな、少し怖いオチだった。

 

あの「ラスト」によって、審査員方の評価を下げてしまった感は否めないのだけれども、個人的には、むしろ好物ネタだ。ああいったパターンは概ね二つの捉え方があり、ジャルジャルのネタでいうなら『泥棒が幻(幽霊の類)を見ていた』あるいは『幻を見せられていた』。もうひとつが『端から住人などいなかった』パターンである。

‥こう書くと二つは似ているが、幻であれ住人をその目で見ている前者に対し、後者は、勝手に「そう思い込んでいるだけ」とでも言おうか、自らの脳の中で生成された産物にすぎないのだ。

 

これを「トリック」として用いる作品も実、けっこう多くて、たとえば【バニー・レークは行方不明】【フライトプラン】などがそうである。両作品に共通しているのは、行方知らずになった我が子を探す、母親。周囲の人を巻き込み捜索にあたるも、その痕跡すら見当たらない。そして、周りは疑いだす。母親の虚言ではないのか‥‥そもそも子供などいなかったのではないか、と。

 

 

フライトプラン (字幕版)

(C)amazonフライトプラン】より

 

 

一時でも「変人」扱いされてしまう劇中の母親は気の毒だったが、映画を地で行く怪現象が、まさか現実でも起こっていたとは......

 

 

【「募金」「オフ会」が炎上!SNSで犯人扱いされる「母親」の苦悩】

(※1)

 

9月、山梨県のキャンプ場から小学一年生の女の子が行方不明になってしまったのは、筆者も知っていた。ここに記されているのは、その後日談。‥といっても、肝心の女の子の消息は未だ杳としてつかめず、母親のあれからの身辺について。

 

記事を読むと、たしかに「疑問点」は幾つかある。ただ、いいのか悪いのか彼女はSNSを通じて、わりと積極的に“発言”をしているらしく、それをネット界の住人に揚げ足を取られているというのが、どうも現状の構図らしい。

テレビ画面越し、SNSを覗いても彼女の訴えは、とても痛切だ。キャンプ場からいなくなったのは、おそらく間違いないのだろう。だからこそ『そもそも娘はキャンプに行ってないのでは‥』の文言(新潮より)に、少し引っ掛かってしまった。仮に行っていなくても、行ったと思い込んでいたとすれば、彼女の中ではそれが一つの真実なのである。嘘でも何でもない.......

 

参考までに上に挙げた二つの作品では、子供は“存在”し、紆余曲折の末、無事に保護されている。当然、映画のような平和的結末を現実でも望みたいが‥‥。とまれ女の子の無事を祈るばかりだ。

 

 

【大バカを装う「チュート徳井」の仮装隠蔽】(※1)

 

東京国税局より1億円強の申告漏れを指摘され、現在芸能活動を自粛しているお笑いコンビ・チュートリアル徳井義実(44)。この件について、別に彼を庇いたいわけではないが、うっすら同情はしている。‥というのも、筆者も「税」には苦労したからだ。

 

『お前の納める税金なんて、たかが知れてるだろww』

 

ごもっとも。だが、私が言いたいのは、もっと根本の話。前々から思っていたのだけれども、なぜ、そういう「税」の教育を早いうちにきちんと施さないのか。‥まぁ、さすがに小学生にカネの教育をするのもナンだから、遅くとも高校生くらいまでに「税」について、きちんとした教育をすべきだと。

 

実際、筆者も税金の知識はほとんど持たぬまま、社会人になってしまった。ハッキリ言って、それからでは遅いと思うのだ。三年後から、ようやく高校の国語の授業で法律に関する授業も増やすなんて話も訊いたが、学ぶ機会に恵まれなかった世代の中から第2、第3の徳井を生む可能性は十二分にある。

 

たしかに自己責任。でも、その知識すら持たなければどうしようもないのだ(徳井がどうかは別として)

 

 

《参考》

(※1) 週刊新潮 2019年 11/7 号 [雑誌]

 

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