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【「尾崎豊」ファンを語ってほしくなかった「元球児」の転落】エースのやきう日誌 《2020年2月04日版》

2018年度、北海道日本ハムファイターズのドラフト2巡目、野村佑希を個人的に買っている.......

 

 

昨シーズン終盤に左股関節後方亜脱臼の大ケガを負ってしまったが、その後の経過は順調な模様。チームで今、ウイークポイントである「三塁」を守れる「右打ち」の野手ということで、彼には期待を寄せている。‥が、思い入れは他にもあって、2017年夏、甲子園を制した春日部共栄高メンバーの一員であったのも大きい。埼玉県勢初。筆者の郷里でもある。

 

ゆえに、当時キャプテンを務めていた野村の一年先輩、『T逮捕』の報道には驚きを隠せない。関する一連の記事を眺めていると、落ちぶれたのも、ずいぶん早かったようだ。

よく訊く「燃え尽き症候群」の一種なのか‥‥情熱を持って取り組んできた野球から離れてしまい、その余りあるエネルギーをぶつけるものの対象が、他に見つけられなかったのか‥‥。何にせよ“天下”を取った経験のない筆者には、想像することしかできない。

 

bunshun.jp

 

 

さすがにTのSNSまでは追っていなかったが、上によれば「尾崎豊」への愛を、しきりにつぶやいていたらしい‥。たしかに、若い世代のファンも、けっこう多い。筆者も以前は「大」がつくほどのファンで、よくCDを聴いていた。むしろ大人になるにつれて「尾崎離れ」をしていった節があり、その理由は何だったのか、自分なりに分析してみたところ、尾崎氏の楽曲に「ラブソング」が多いことが挙げられる。

 

ひとつひとつ切り取ってみても、異性に向けられた愛のフレーズが、大抵ある。たとえば「ラブソング」とは無縁に思われる代表曲【15の夜】だって、2番は片想い中の彼女に向かって......

 

あの娘と俺は将来さえ ずっと夢に見てる

 

あと、より語りが印象的な【永遠の胸】という楽曲が好きだったのだけれど、あれも厳密には、“今も”愛する人へ捧げたもの。20代半ばで逝った、尾崎‥。人は年齢を重ねるにつれ、燃え上がるような恋愛を、だんだんしなくなる。だから、私も彼の楽曲に「移入」できなくなってしまったのではないかという、結論に辿り着いた。

 

 

壊れた扉から

 

アルバムに収録されている【失くした1/2】。これも愛を唄ったものに変わりはないが、他でも“応用”はできる。すべての人に通ずるこの曲の歌詞が、本当に暖かいのだ。私が当時、よく人に勧めていた曲。くだりのT被告も、当然知っていただろう。諭すように、尾崎豊は優しくこう唄う......

 

 

いつまでも見つからぬもの 捜すことも必要だけれど

ひとつひとつを暖めながら 解ってゆくことが大切さ

 

 

彼は、尾崎の曲から何を学んだのか。人を傷つけたのが事実なら、もうフォローのしようもない。郷里を愛する人間として、いち野球ファンとして、残念だ。

埼玉で生まれ、埼玉で眠る尾崎も、草葉の陰で泣いている。

 

 

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