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【1995「未成年」今昔物語 Featuring.香取慎吾】エースのドラマ日誌 《2020年2月06日版》

1日放送分フジテレビ系【初対面トークショー!!内村カレンの相席どうですか】にゲスト出演していた、香取慎吾――

 

 

第一に、よくぞここまで“戻ってこれた”ものだと。‥以前に筆者は元ジャニーズタレント・平本淳也氏の本(※1)を読んだことがあって、退所後、テレビに出れなく(出づらく)なるのは、もとより分かっていた。あそこはそういう事務所。

だから、香取がゴールデンの番組に出て、むかし出演していたドラマを、映像付きで振り返るなんてことは、少し前までは考えられなかったわけで‥。今後は「新しい地図」個々の活動も増えてくるのだろうか。昨年あたりから徐々に風向きが変わりつつあるのは確かなようだ。

 

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ドラマは当然フジのもので【西遊記】と【薔薇のない花屋】。それぞれの作品でゆかりのある人物が登場し、ひさびさの再会を喜んだ。後者は野島伸司氏の脚本。リアルタイムで一度観たきりなので、うろ覚えだが、杖をつく盲目の女性竹内結子の目が実は見えていたなど、“らしい”仕掛けはあった。脳や目に障害をかかえた人たちを、氏は好んで描く。

 

香取の野島ドラマ出演は1995年の【未成年】以来で、知的障害のある室岡仁役。あだ名はデク。中居正広が劇中の香取を、えらく気に入っていたらしい。後にこのデクが大事件を引き起こす。

 

『デクちゃん』と呼んで可愛がっていたのは、桜井幸子。野島ドラマはこれで三年連続の登場となり、女子高生(高校教師)、中学教師人間・失格ときて【未成年】ではまた、女子大生役に戻った。‥もう芸能界引退から十年以上の月日が経つ。引退していなかったら、彼女も今ごろ「奇跡のアラフィフ」などと呼ばれることもあったのだろうか......

 

 

桜井幸子 Best Selection

(C)amazon

 

坂詰五郎役の反町隆史光GENJIのバックダンサーを務めていた、こちらも「元ジャニーズ」の成功例(※1)

‥ここのところ本サイトは何か「反町スペシャル」の様相を呈しているが、偶然だ。これまでに紹介してきた作品と比べると“ハイテンション”の役柄に変わりはないが、クール&シャイな面もあって【バージンロード】版・反町のイメージに近い。【未成年】でヤ〇ザを演じていた彼が、現在「警視庁特命係」にいる‥。だから、役者稼業はおもしろい。

 

学生時代、筆者も野球部に所属していたのもあって、野球小僧然とした北原雅樹の役は好きだった。劇中、彼が想いを寄せていたのは遠野凪子。「カー子」と呼ばれていた彼女の役柄がまたすごく、援助交際を通り越して、“ホテヘル”なようなことをやっていた。 見かけは「清純派」のJKだったから、この展開にはぶったまげた。

 

昨年放送の【今夜解禁!ザ・因縁】というバラエティ番組内で、その両者が“対峙”していた。芸能活動を本格的に再開させた北原を、お気に召さない様子の遠野‥。なんで怒っているのか、筆者にはサッパリ理解できなかったけれども。個人の勝手。それより低俗なバラエティ番組で名作ドラマが「ネタ」として扱われたことに、強く憤りを感じる。

 

どの学園ものにもかならず一人はいる、秀才役は河相我聞が担当。‥なのだけれど、試験中にウ〇コを漏らしたインパクトがあまりに濃すぎて気の毒(笑)。役で我聞と恋仲になる“女優の”浜崎あゆみは、当時から独特な甘ったるいボイスをしていて「片鱗」はあったように思う。

 

そして、忘れてはならない谷原章介いしだ壱成兄弟。ドラマでは同じ女性、桜井幸子を好きになるという設定だった。それが現実(リアル)でも、谷原が壱成の元嫁と結ばれる、驚愕の「成年」ストーリーが展開され‥‥。

 

事実は野島ドラマよりも奇なり。

 

 

《参考》

(※1)ジャニーズのすべて 少年愛の館

 

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