センテンス・オータム

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【「爆報!」&「無観客試合」に臨んで】エースのやきう日誌 《2020年3月02日版》

プロ野球の「無観客試合」が始まった........

 

 

世の中は深刻な事態となっているけれど、このことだけにクローズアップすると、なかなかに新鮮であった。もちろん、私は画面越しでの観戦で、それほど違和感はなく。‥‥というか、またまた年寄り特有の昔話をして恐縮だが、以前のパ・リーグは、ほぼほぼ無観客状態だったから。いや、さすがにそれは言い過ぎか(苦笑)

 

日々閑散としたファームを試合を観に行くことがあり、個人的に慣れていたというのもある。ハッキリとは聴き取れないがよく通る球審の掛け声とか、キャッチャーミットを叩きつける、あの心地よい投球音だとかは、もともと好物だ。それとスタジアム係員時代、試合前の打撃練習でボールが観客席、スタンドに飛び込んだ際に響く、静寂な中での『ガッコーン』を度々耳にしていたのもあって、懐かしい思いがした。

 

先週末行われた連戦(札幌)を観ていて新たに気づいたのは、ベンチの選手からも盛んに声が出ていたこと。プロでの「声出し」は少し意外だった。普段からなのかもしれないし、もしかしたら、そうすることによって意識的に士気を高めていた可能性もある。彼らが元気でいてくれたのは救いだった。

 

 

客がいようといまいと俺らに変わりはない

第2話 早く立ちたい

(C)amazon

 

 

◇「爆報!THEフライデー」という名のザ・ノンフィクション

 

事前にお笑い芸人・エスパー伊東氏の近況が伝えられるとあって、注目していた視聴者も多かったと思う。

 

dogatch.jp

 

このインパクトがあまりにも大きく、霞んでしまった感もあるが、当日「メイン扱い」だったのは、むしろ元楽天投手の一場靖弘の方。再起への道を追っていた。

 

一場の回には、いろいろな要素があった。端的にいうと「戦力外通告」+「ザ・ノンフィクション」+「ドッキリ」。現役時代に背負った借金を返せず家庭は崩壊、あげく自己破産。再婚し、返済に向けて夫婦共働きの生活のなか、一場は「野球教室」を開くことを思いつき、今後は『家族のために働く』そう決心した――

 

 

ちなみ、番組では確実に家計の足しになっていたであろう「YouTuber」としての活動には触れていない。「ドッキリ」の部分は、楽天時代の監督・田尾安志氏がサプライズで登場。

たしかに裏金問題の最中、ドラフトで指名してくれた恩義はあるだろうが、どちらかといえば、頼りない一場を懸命にエースに仕立てようと努力していたのは田尾の次、野村克也氏の方ではなかったか。そのノムさんを差し置いて、最大の恩師に挙げるとは‥‥。

まぁ、はたから見ていても楽天時代末期などは特に「干された感」はあったし、彼自身はノムさんに対してさほどイイ印象を抱いていなかったのかもしれない。が、一言もないのは、さすがに寂しかった。時期が時期だけに。

戦力外通告を受けた後、アルバイトの立場でありながらネイリストの美人な嫁さんを射止めた「元プロ野球選手」の肩書は、やはり偉大である。

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

同じ回、伊東勤の甥と大島康徳の息子、両者が結成した【セパ】というお笑いコンビ吉本興業にもフォーカスしていた。まったく売れないところから、多少笑いが取れるようになるまで、時間にして10分足らず‥。超コンパクトに収めた、彼らのザ・ノンフィクション。

 

話題性十分。ツカミはOK! だけれど、野球および「親父ネタ」からいざ離れたら、どうなのか。その辺が見えてこなかった。それだけで押し通せるほど、甘い世界でないのは彼らだって百も承知だろうが、両「親父」を良く知る筆者とすれば、看過はできないところ。‥願わくば、昨年のミルクボーイごとくな「大逆転ホームラン」を。

 

 

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