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【哀悼「日本ハム/ドリフスターズ」再録‥‥】エースのやきう日誌 《2020年3月30日版》

我ら『コロナファイターズ!』神奈川県の黒岩祐治知事が、そう高らかに宣っていたらしい――

 

 

news.livedoor.com

 

それじゃあたかも、コロナ側ですやん! と、29日放送分の【ワイドナショー】で松本人志が的確なツッコミを入れていた。私は、あることがずっと心に引っ掛かっていて当初気づかなかったのだが、確かに‥‥。そのように受け取れなくもない。あるいは、同名の暖房器具メーカーが仮にスポーツチームでも持っていて、たまたま「ファイターズ」を名乗った、とかは考えられる。

 

だがしかし、生命を脅かすウイルスのあとに「ファイターズ」が続くことはあってはならない。それは全国に在る「ファイターズ」にも失礼だ。筆者がこよなく愛したチームの愛称も、それ。だから人一倍気にいらなかったのである。

 

‥今回は特別に、今こそ多くの方々に目にして頂きたい、チーム名にまつわる昔の記事を「再録」したいと思う。よって、趣きも文体も現在とは大層異なるが、了承のほど。

 

 

 

日本ハム球団の前身、東映・日拓時代の愛称は「フライヤーズ」でした。日本ハムになったの機に愛称を「ファイターズ」へと変更したわけですが、実はこれ、ファンから公募したものの中から決められたそうです。フライヤーズの頭文字「F」を意識させているのかとか、当初はそんな風に思ってたいたのですけど、単なる偶然の産物だったのですね(笑)

 

これにはさらに面白いエピソードがあります。公募によって選ばれたとはいえ、「ファイターズ」はそんなに人気が高くなかったそうなんです。1番人気は「ジャガーズ」、2番が「イーグルス」さらに「フェニックス」「ウィナーズ」「パンダーズ」と続いていき、ファイターズはなんと上から数えて10番目。

 

けっきょく大社義規オーナーや中西太監督らによる“選考委員”によって、この愛称が採用されました。『ファンの意見はどうなった?』という、若干ツッコミも入れたくなってしまう心境ではありますが(笑)、『闘志を持って戦うことが大切』 を理由として、ファイターズが選ばれたそうです。

 

勇敢でいかにも強そうな印象を受けるし、何よりこだまでしょうか?いいえ、響き です。「日本ハム」との相性もとても良く感じられますよね。今思うとファイターズという愛称が選ばれてよかった気もします。‥パンダーズじゃ、ちょっと相手チームからナメられてしまいそうですしね(笑)

 

ただ、困ったことが一つだけ!マスコットの問題です。なかなか定着しなかったんですよね。だって「ファイター」ですもの。どのようにして闘志を“表現”させれば良いのか‥。現在は北海道に行って熊さんのマスコットがすっかり定着していますけど、あの当時は怪獣とか恐竜みたいなやつだったり、ボールがヘルメットを被っているような、何か風変わりなものまでいました。馴染んでいった愛称とは裏腹に、球団マスコットの変遷を見ていると、苦悩の色さえ浮かんできます(苦笑)

 

思うに球団創設のころでしたら、いっそ等身大の張本勲さんの人形でも作ってキャラクラーにしてしまえば良かったんですよ。だって現役時代の張さんくらい、ファイターの名に相応しい御方はいませんし。これなんか見てください!

 

 

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(C)amazon

 

 

暴れん坊将軍 がファイターズにいたんです!

 

が、 残念なことに肝心な子供ウケがあんまりよくなさそうでした(笑) 。こんな勇ましげな張さんをイメージしつつ、新愛称が決まった当時の、ツッコミどころ満載な?爆笑記事を“原文ママ”でどうぞ。

 

 

日本ハムのニックネームは「ファイターズ」と決まったが、十二万八千五百余通という全応募の中には、いろんなものがあった。一人で三百枚ものハガキを出した奈良県の公務員(21)という“ファイター”もいたが、思わずふき出しそうになるニックネームも。

「サンドイッチズ」「ハムエッグス」「バイキングズ」‥‥などなど、ハムに直結するもの。大社オーナーもこのへんまでは笑顔だったが、「ドリフスターズ」をみて「まさにテレビの影響。恐ろしいものですね」と驚きの表情。

ともあれファイターズと決まったが、周りには「ファイトもいいが、乱闘を演じられては困るんだな」という心配げな声もあり。 朝日新聞1973.12/18 ハーフタイムより

 

 

ん~奈良県の公務員21才さんがどんなニックネームを応募したのか気になります。まさか「300通り」のニックネームを考えたわけじゃないですよね?こっそり連絡ください。

 

「ハムエッグス」 なんかいいじゃないですか。美味しそうで! ‥でも相手チームにペロリと食われちゃうわけにはいきませんからね。

もうドリフスターズだなんて‥‥。大社オーナーを困らせちゃいけません(笑) 。日本ハムドリフスターズ」 ‥うん、案外聴こえは悪くないのですけどね。“ユニーク賞”くらいは球団からいただけたでしょうか?

 

そして最後の『乱闘を演じられては困る』。たしかにこのころは血気盛んな選手が大勢いたようですけれど、あまりそういった試合中の“武勇伝”的なことは聴きませんでしたね。張さんを筆頭に、他にも大杉勝男さん、大下剛史さんといった猛者たちが脇を固めていたので、ひょっとするとどこもファイターズ相手に乱闘を挑もうとする球団なんて、なかった可能性があります。あ、白仁天さまもいらっしゃいましたね(笑)

 

日本ハムファイターズが誕生してまもなく40年‥‥
これからもずっと、“ファイター”な球団でいてください《了》

 

 

 

ドリフターズ――

 

コロナが、皆も大好きな志村けん氏の命を奪ったというのはマジか、マジなのか‥‥。

未だに信じられない。つい先日も【志村どうぶつ園】で往年の「変なおじさん」を披露。元気な姿を見せていたというのに。悪夢だ。頼むから誰か、嘘だと言ってくれ。

 

 

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