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【酒を呑みながら観たい?「世にも奇妙な物語」超5選※トリビア付き】エースのドラマ日誌 《2020年4月08日版》

外出自粛要請がある今こそ、「インドア派」の実力が試されるとき――

 

 

いいんじゃない?外に出るなって言うのだし、当該地域にお住いの皆さまは、心ゆくまで寝て、昼間から(自宅で)酒を呑む‥‥なんてのも。こんなこと滅多に起こらないのだから、まっさらな「自由」を謳歌してみるのも、この際アリだと思うよ。

 

私も、本来なら今の時期だともうプロ野球が始まったりしていて、誰に頼まれたわけでもない(笑)コラムを綴るのに時間を割くわけだけれど、試合が行われなければ、さすがにネタも枯渇していく‥。『これが呑まずにやってられっか!』ってことで、きょうもストロングゼロをお供に、現在もこの記事を書いている。

 

‥そこでだ。前日からの流れで、酒を呑みながら観るのに打ってつけな【世にも奇妙な物語】バナシ、というのは今回いかがだろうか。怖い!泣ける!感動!とかは抜き。それこそ『呑まずにやってられっか!』という不運や災難に巻き込まれた、傍から見ていればおもしろい?登場人物を独自にチョイス。‥せっかくなので一般的に知名度があまり高くない作品も取り上げ、各々、酒の肴にしてもらえたなら冥利に尽きる。

 

 

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◇【完全犯罪】 主演:内藤剛志

 

これはね、「奇妙」ではないかな‥。かつてウンナンさんのパロディにもあった「微妙」の方が相応しい。殺人の罪を犯した男(内藤)がわざわざ女装をして、現場から立ち去る計画を企てる。変身完了後、さまざまなアクシデントに見舞われるのはお約束。

このとき誰もが手間暇かけて女装する時間があれば、一刻も早くその場から立ち去ればよかったのに、と思う。まして変装ならマスクやサングラス等で、もっとお手軽にできた。女装は、単なる「趣味」の範疇だったのではないか?疑惑が浮上。その結果、番組史上屈指のマヌケなラストが男を待ち受けていた――

 

 

◇もう酒ヤ・メ・タ! 主演:三宅裕司

 

私事ながら、酒で記憶を失くしたことがない。したがって、そういった経験のある人が、ヘンな言い方だけれど、少し羨ましく思う。‥気づいたら、他人の家のベッドにいて『前夜の記憶が全くない!』 そうマジで言える人に憧れる(笑)

当作品にも類似なシチュエーションがあった。深酒によって毎回、前夜の記憶を無くしてしまう主人公。あの夜、俺はいったい何をしていたのか‥‥。業務にも支障をきたし始め、困り果てた主人公が取った行動が秀逸。

探偵に依頼し、自らの行動をカメラに記録して欲しいというものだった。そのテープに映っていた、驚愕の中身とは。‥最近あまりテレビでその姿をお見かけしない、ある意味、コメディアン・三宅裕司のハマり役。

 

 

◇【デンデラ野】 主演:宮下直紀

 

このデンデラ野というのは実在する場所らしい。ドラマではこの「集落」に迷い込んだ強盗犯(宮下)が村人たちに、なぜか手厚くもてなされる。負傷した傷が癒えたころ、村を後にしようとすると、苦労してつかんだ大金が、すべて葉っぱに変わっていた‥‥。

これについて『村人がバッグの中身をすり替えたのでは?』などといった様々な憶測がなされていたけれど、筆者の見方は異なる。‥おもうに、不思議な村人たちが『強盗事件の事実そのものを消し去ったのではないか』 と。ラストシーンで主人公が笑っていたのも、おそらくそれを悟ったからである。‥あらためて検証をしたいのだが、このVTRは残念ながら保存していなく、私も断言はできない。

 

 スクール☆ウォーズ2】にも出演

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◇【越境】 主演:木村佳乃

 

戦後75年‥‥。まだ75年なのである。この僅かな時間で世界有数の先進国となった日本は、本当に「奇跡の国」である。これを思うと、日本が歩んできた道は、正しかったのかもしれない。だが、もしも万が一、あのときの戦争に勝っていたら――

戦勝国」となった、もうひとつの日本の未来が、当作品で描かれている。そこは今もミサイルを発射し続ける某国と、まるで瓜二つ。ある者に導かれ、今日の豊かな日本にワープしてきた主人公(木村)が選んだ道と、運命的な出逢い‥‥。大いに創造力を働かせてくれる。

 

 

◇【プリズナー】 主演:高橋和也

 

拘束期間は不明ながら、少なくとも十数年は牢の中にいたであろう竹中直人。劇中の彼が、缶ビールを久々に味わうシーン。これがまた巧そうに飲み干す。

筆者は以前、(代わりに牢に入る)高橋和也が演じた青年こそが【懲役30日】の三上博史と同等、あるいはそれ以上の「地獄」と書いた。ただ【プリズナー】にかんしては、特に肉体的な苦痛を与えられるわけではない。暗闇の中の永久孤独と、700年強にわたる拷問の数々(懲役30日)‥‥仮にあなたなら、どちらの奇妙を選択するか。いずれにせよ、究極だ。 《つづく》

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

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