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【超シビアなトレード感・トレード悲喜こもごも2020】酔っ払い親父のやきう日誌 《2020年8月06日版》

4日の埼玉西武ライオンズ戦、5番に入った大田泰示が2発6打点の大暴れ――

 

 

極度の打撃不振からスタメンを外されていた先月19日の時点で.183しかなかった打率も、現在は2割3分台にまで回復。ようやく「見れる」数字になったきた(笑)

‥大田の豪打が炸裂するたび、なぜ巨人はこれほどの選手を出したのか首をかしげたくなる。「ドライチ」の評価通り、素材は誰が見たって超A級。8年も巨人で活躍できなかったのが、むしろ不思議なほどである。数字を見たところ、向こうでもそれなりにはチャンス(出場機会)をもらっていたようだから、やはり、空気の良い北海道という環境が彼にフィットしたと考えるのが自然だろうか。

 

実質、ハムが育てたようなものなのだからFA等々で流失‥ましてや出戻り?などは絶対に避けてもらいたいところだが、当夜のお立ち台でも『北海道が好き』そう口にしていたから、彼にかんしては、たぶん大丈夫だろう。‥大田さえよければ引退のときまでいてほしい(笑)。「突き刺す」の表現が相応しい、ライナー性の打球も多い大田の弾丸系アーチは、いつ見てもスカッとする。

 

 

しかしながら、こちらの視点で見たら実に秀逸なトレードであった。

 

大田と左腕の公文克彦を手に入れて、代わりに石川慎吾と吉川光夫を放出。‥その吉川は巡り巡って今ハムにおり、若手の石川は当時、確かにもったいない気もしたけれど、あのままハムに残っていたとしても、さすがに今の大田泰示並みの活躍は難しかったと見る‥。移籍後、我々の想像をはるかに上回る大田と公文の飛躍も相まって、2010年代「最高傑作」のトレードといって差し支えあるまい。

 

 

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◇トレードよもやま

 

阪神藤浪晋太郎投手にパ・リーグ全球団からトレードの申し込みがあったという‥‥嘘か誠か。

 

あたかもトレード「品評会」の場であるかのように書き立てられた、下の文春記事。にわかには信じがたいが、シーズンの途中でこれほど(色んな意味で)大物な選手がトレードに出されるのは、あまり訊いたことがない。

 

bunshun.jp

 

 

もし、もしも日本ハムなら「候補」は誰になるのだろうか。‥‥他のファンなら選手や関係者に恐れ多くて書けないような事柄も、酔っ払い親父なら綴れる(笑)

 

この手の「妄想」はよくしているのだが、筆頭は、谷口雄也になるのではないだろうか。‥‥というか、これは谷口のために言っている。ファームで圧倒的な数字(AV.438 HR1)を残し5日現在、一軍にも帯同している。けれども、彼の出番はほとんどない。

それもこれも、やたら清宮幸太郎を重宝したがる、すべてボスのせいだ(苦笑)。本職である外野はほぼ固定されており、谷口が唯一入れそうなDH枠も、ファイターズは清宮と中田翔の独擅場なのが現状。

また谷口と同じ「左打ち」も、両打ちの杉谷含めて駒は揃っている。ファームで貫禄の打撃を見せつける王柏融も、直に戻ってくるだろう‥‥。

 

可哀想なほどに今、谷口にとって、逆風が吹いている。ならば環境を変えてあげるのが谷口自身のためにもなる。清宮や王は、まちがっても「放出不可」なのだから、おそらく今後も状況は変わらない。

‥誤解なきよう言っておくが、筆者は彼に個人的な恨みはないし(笑)、ファイターズで活躍できるなら、それに越したことはない。ベンチウォーマーでは、結局『誰のためにもならないぞ』ということだ。

 

 

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◇メジャー行きは本当に幸せなのか

 

5日、東北楽天涌井秀章投手が福岡ソフトバンク相手に、ノーヒット・ノーランを達成しそうになった――

 

圧巻の9回1死まで無安打無得点。‥この事実よりも、お立ち台での口数の多さに驚いてしまった。ぶっきらぼうだった印象しかない、埼玉西武時代とは大ちがい。年齢を重ねて彼も丸くなったということか。

当日の涌井を観ていて、ふとダルビッシュ有のことが脳裏をよぎった。同い年で、ともに日の丸を背負い、チームメイトになったこともある。その「盟友」はとうの昔に海を渡ったけれども、故障との戦いで近年、成績も芳しくない。‥ダルの場合、メジャー入りが「夢」ではなかったそうだが、向こうに行って、本当に幸せな野球人生を送れているのだろうかと。

もっとも涌井自身も、もともとはメジャー志向だった。が、夢かなわず国内にとどまり、それでもチームの「主戦」として在り続ける彼の方が、よほど幸せに見える。傍からは。

 

‥にしても、決して「投手王国」とも言えないロッテ球団が、涌井ほどの投手をよくトレードなんかに出したものだ。

 

 

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