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【曰くスカウターの数字に惑わされるな?「プロ野球版」 真の戦闘力とは】酔っ払い親父のやきう日誌 《2020年9月08日版》

試合中に鼻から固形物を覗かせていたというショーン・ノリン(埼玉西武)の珍プレー?

 

 

決して笑いごとではなかった。私も、いい歳こいて数年に一度やってしまう。子どもならともかく、オトナになると大抵誰も見て見ぬふりだから、最終的に自分自身で気づくことになる。これが、かなり恥ずかしい。

すぐには取り除かず、鏡で顔の角度を何度も確認しながら『大丈夫!正面からでは「ブツ」は目視できなかった、はず』などと自らに言い聞かせて平静さを保とうとする。‥最近はマスクをする機会も多いから、平時よりいささかチェックが甘くなっているけれども、気を抜いたときがいちばん危険だ。まして、筆者のような年増は清潔感が第一。妙なモノを穴から覗かせて異性から嫌われないよう(笑)、いっそう注意したい。

 

5日のファイターズ戦に先発したそのノリンだが、投球は「GoodJob」だった。6回を2失点。トルネード投法あり、二段モーションすれすれの投法ありと、まさに変幻自在。ノリンひとり相手に、何人ものピッチャーと対戦している錯覚を覚えた。こんな投手がいたことに、まず驚きだった。

結果的に(ノリンから)全打点をあげた対応力の高い近藤健介がいなければ、まちがいなくチームは敗れていただろう。苦手意識を植え付けられた選手も中にいたはずで、今後、注意したい投手だ。

 

 

前週、北海道日本ハムは全てホームゲームの6連戦で3勝3敗。この結果には少々不満だけれど、連敗が始まるキッカケをつくった清宮幸太郎の「ありえへん」失策からガタガタいきそうなところを何とか踏みとどまった‥‥そう考えれば善戦したほうか。

 

ところでヤホーでの関連ニュースのコメント欄に、興味深い意見があった。チーム打率、チーム防御率ともにリーグ2位なのに、なぜ下位にいるのか。起用する監督の采配が悪いのではないか?という辛辣なもの。‥気持ちは解かる。しかし、それも含めて野球なのである。

1982年版【ベースボール・レコードブック】に、注目すべき文章がある。前年の西武の戦い方を評したもので、少し長いが引用してみたい。

 

得失点の差が98点もあるチームは、むろん西武だけで、なにしろ得点が失点を上回ったチームはほかには日本ハムの10点だけしかなかったのである。チーム本塁打も1位なら防御率も断然他を引き離していた。この事情は後期も変わらず、結局シーズン終了時も合計得点599、失点は513と、バランスシートはバッチリ合っていたのに、チームはナンとAクラスに入ることさえできなかった。

数字的に見れば「ほおっておいても勝てた」はずなのだが、実際は勝った試合ではムダとも思える大量得点が多く、競い合った試合を数多く失ってしまうという粘りのなさが「生きもの」である試合を乗り切れなかった原因になっている(筆者註:当時は前後期で分かれた2シーズン制)

 

‥とりわけファイターズのファンは、思い当たる節があるのではないか。

 

あたかも今季のファイターズを表しているかのようだ。得失点差はマイナス「3」にとどめている。 が、ゲーム終盤にあげた大量得点がやたらに多く、接戦には弱い印象だ。だから、なかなか上にあがれない。状況は日々変わる‥‥出た数字だけでは一概に測れない‥‥ゆえに「生きもの」

毎回、数字関連の話ばかりしている筆者が言うのもナンだが、野球とはそういったスポーツなんである。チーム打率や防御率が他より優れているからといって、上位にいるとはかぎらない。それで下位に沈んだチームは過去に幾らでもある。ちなみに今季、得失点差マイナス「17」のロッテが、同プラス「44」の首位・福岡ソフトバンクに肉薄している点も注目に値する(7日現在)

 

 

澤村拓一 トレード報道

 

大手企業であっても、もはや「終身雇用」の保証はないと言われて久しいが、それはプロ野球界でも一緒のようだ。プロ入り時、あれほど「巨人愛」を貫き通した内海哲也長野久義も本人の意思とは別に、他球団へ渡っている。そして、今回の澤村。『巨人以外ならお断り』を公言していた彼も、ついに――

 

 

だから今日もブルペンに向かう

(C)amazon

 

 

近ごろの澤村がどうなのか、映像を観ていないのであまり判らないが、仮に「イメージ通り」なら、獲得できた千葉ロッテは儲けものだろう。あの速い球は、中継ぎ・抑えで活きる。むしろクローザー不在のファイターズも欲しかったくらいだ。

 

先日、私は「パワー投手」が不足していると書いた。ファイターズには石川直也という格好の素材が在ったけれど、手術でしばらく時間がかかりそうだ。トレードだと、藤浪はあっても澤村という発想はなかった(苦笑)。両球団は野球ファンの好奇心がそそられる、おもしろいトレードをしたと思う。

 

 

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