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【令和版?超至高の投手戦「プロ野球」ここまで言って委員会428】メランコリー親父のやきう日誌 《2024年4月23日版》

貯金3で単独2位浮上の事実よりも、今季は「フツウに」他球団と渡り合えている‥それが嬉しい。

過去2年、シーズン序盤から優勝争いという観点からは脱落してしまい、現実を突きつけられる順位表を覗くこともほとんどなかった。今や覗くどころか確認するのが毎朝の楽しみになってきたのだから大きな進歩である。まぁ言ってみれば、他チームのファン様と同じような楽しみ方がようやくできるようになった‥とも考えられなくもないが(笑)

 

上位球団を迎えた16日からの本拠地での5試合は 4勝1分け。あまりの出来に、同期間、ファイターズは黒の限定ユニフォームを纏っていたのであるが、監督が球団に「継続」を要望したのも頷ける。

特筆すべきは、なんといっても20日と21日の千葉ロッテ戦。北山亘基と加藤貴之‥球団では29年ぶりとなる、個人の「2試合連続完封勝利」だろう。北山は小島和哉との投手戦を制して、今季2勝目。

1-0の8回、ファイターズは得点を奪って小島を降板させたが、どうせなら両者が完投して「1-0」のまま終わる試合なんていうのも観てみたかった。平成初期に巨人の槇原寛己と広島東洋大野豊が延長11回まで投げて共にゼロ封。‥結果、巨人が12回に大野を攻略して勝った試合を連想さす。向こうが降りるまで俺は絶対にマウンドを譲らない‥先発投手による意地のぶつかり合いが、あの時代と比べだいぶ過保護な?令和っぽくなくて熱かった。よくよく振り返ってみればタイプ的に北山は槇原の投球スタイルに近く、小島の大野も同。しびれる投手戦を観させてもらった。

 

(C)amazon ミスター・パーフェクトに続け?

カルビー1998 プロ野球チップス 第3弾 ジャイアンツスペシャル No.G-46 槙原寛己

 

『勝ちに不思議の勝ちあり』名将が残したお言葉ではないが、加藤の完封はまさにソレ。9安打を浴び、毎回走者を許しながらも得点を与えなかった。1与四球のみの制球力以外で大きかったのは、味方の堅守だろう。

ランナーを許すも4っの併殺でことごとく相手のチャンスの芽を摘んだ鉄壁な守備‥。

開場から一年経って、ようやくエスコンフィールド北海道という球場を自分の「庭」にしてきた印象だ。敵チームの内野陣にミスは目立つも、今季主に遊撃を守る水野達稀あたりはここまでノーエラー。‥だが、水野にかんしては同球場で行われた秋季キャンプでの特訓に「参加していなかった」というオチ?がつくのだけれども(笑)。いずれにせよ、勝ちのなかった加藤貴に4戦目で白星をつけられたのはよかった。

 

さて、くだりの「連続完封」であるが、球団29年ぶりでグロス×西崎コンビ以来という史実はメディアで度々報じられている。筆者も当時のことはよく憶えているが、肝心なトピックが抜けていて、まず西崎が完封どころかノーヒット・ノーランであったこと。

よしんばそこは触れられていたとして、前日投げたK.グロスも、実「1安打完封」であったのも、見逃せないポイントだ。‥つまり、両投手と対峙した西武打線は二日間でわずか1安打しか放てなかったのである。現在の獅子打線を彷彿とさせる貧打ぶりで、ちなみに現監督の松井稼頭央も、グロスとの試合では代打で打席に立っている(凡退)。西崎にとっては当時「天敵」のひとりでもあった清原和博がケガで出場していないなどの運も重なった。

 

NPBで完封勝利を多くあげたダルビッシュ有も過去には在籍していて、若干意外に思えた珍記録。‥まぁ実際のところ、完封勝利とまでいかなくともチームの連勝記録を延ばしてくれればそれで十分だ(笑)

 

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