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【「日本ハム限定」ゴールデングラブ賞トリビア「プロ野球」ここまで言って委員会27】酔っ払い親父のやきう日誌 《2021年1月21日版》

遅ればせながら、日本ハムから28年連続ゴールデングラブ賞受賞者。これがリーグ最長記録なのだとか――

 

www.sponichi.co.jp

 

 

この「記録」は知らなかった。‥あらためて歴史を紐解いてみると「ぼっち」受賞者のときが13年もある。けっこう綱渡りだ(笑)

かと思えば2009年は最多の7名。ちょうど「記録」が始まる前の1992年、黄金期の西武ライオンズから8選手が選出されたことがあったけれど、これに匹敵する。ファイターズにもそんな時代があったのだ。

 

当該期間中のポジション別で見ていくと.......

 

投手(3)捕手(3一塁手12二塁手7三塁手6)遊撃手(5)外野手(25

※()内の数字は受賞年数、複数の外野は総延べ人数

 

と、投手および捕手がそれぞれ三年ずつで最少。「バッテリー」で受賞した年は、一度もない。次に少ない遊撃手は、2009年の金子誠以来、ファイターズでは受賞者なし。北海道移転後、「専守防衛」な中島卓也を擁しながら少々意外な気もするが、ある程度「打率」も残さないと、選考に関わる記者たちのお眼鏡にはかなわないということか。

‥ちなみに、この遊撃手部門。「記録」が始まった年からの広瀬哲朗×2、田中幸雄×2の四年連続で、ファイターズ選手が受賞。‥今とちがい、当時はまだ「打てるショート」が珍しかった時代。

 

おもしろいところでは、片岡篤史が「一塁手」と「三塁手」、金子誠が「二塁手」と「遊撃手」、小笠原道大が「一塁手」と「三塁手」。複数のポジションで受賞しているが、稲葉篤紀が「一塁手」部門(2012)と「外野手」部門(2006‐2009)、両方で選ばれているのが凄い。‥その点、捕殺の記録もつくった中田翔が外野手としては選ばれていないのが、意外といえば意外だ。

人数でいうと、捕手は大野奨、鶴岡、田村と三人いるが、投手は28年で、わずかに二名のみ(西崎、ダルビッシュ×2)。とりわけ、近年はやたら流動的な捕手に、奮起を促したいところだ。

 

 

西崎は「昭和」ラストの1988年にも一度受賞している

Number (ナンバー) 215 1989年3月20日号

(C)amazon

 

 

◇背番号トリビア

 

新入団選手の背番号をチェックしていたら、新人ドラ3の古川裕大(上武大)が「27」。主力級の背番号をもらっているのは他に、ドライチ・伊藤大海の「17」くらい。期待のほどが窺える。

強打の捕手、しかも「左打ち」とくれば宇佐見‥ではなく、プロ入り当初の小笠原道大を思い出す。彼もドラフト3位。いかにも捕手らしい背番号「2」を、初年度から与えられている。『捕手らしい』といえば古川の「27」だってそうだろう。平成時代の名捕手、伊東勤古田敦也・谷繫元信らが過去に同番号を背負っていた。

 

北海道では「親分」の愛称で知られる大宮龍男も、日本ハム在籍時は「27」。強肩強打の正捕手としてリーグ優勝に貢献、ダイヤモンドグラブ賞(後のゴールデングラブ賞にも輝いた。以降、日本ハムでは捕手に縁がなく、2011年から中嶋聡、2016年からは大野奨太が「27」に変更したが、いずれも長くは続かなかった。

 

古川が新たに「捕手の番号」として確立できるか、注目だ。

 

 

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