センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

それでもタナカは悪くない

けったいな言われようやで....

 

 

『殺人スライディング』とは。3日のソフトバンク戦、あの田中賢介のクロスプレーについて、連盟に意見書を提出するだの、なにやらオオゴトになっている模様‥。重傷を負った川島慶三は気の毒だけど、私から云わせてみれば田中賢も、同等に気の毒だ。

 

川島がキャンプから練習してきている?通りに、(併殺防止のための)スライディングをかわしていれば、普通に“流されていた”プレーではなかったか。つまり、プロ野球ではよくあることなのだ。件の田中賢ならまだかわいい方で、もっとアカラサマで悪質なスライディングをしてくる奴なんて、過去にもたくさんいたし。

 

それを今ケースでは川島が運悪く‥いや、不注意でかわしきれずに、重傷まで負ってしまったものだから、無理やり「問題視」されているに過ぎない。今季から導入された「コリジョンルール」だかなんだか知らないが、相手の工藤公康も野球人なら、ヘタな申し立てをして、もうこれ以上、プロ野球に窮屈なルールを加えないよう、配慮して頂きたい。

 

 


田中賢介の危険な殺人スライディングで川島慶三が負傷

 

 

川島も、かつては田中賢の同僚として日ハムにいた。だが、わずか2年間の在籍であったから、そこまで馴染みはなく、当時彼がハムで背負っていた番号を失念してしまう。‥調べてみたら「39」だった。

 

『サンキュー』の並びから外国人人気の高い、この番号。実際、ハムでも本塁打王に輝いた経歴を持つ、ボビー・ミッチェルやトニー・ソレイタも付けていた。近年では川島の前の島田一輝の印象が根づよく、付随して、野手の背番号といったイメージだが、現在は先日プロ初勝利をあげたばかりの、高梨裕稔。投手での同番号は、寺島達(てらしま・とおる)以来、実に57年ぶりだ。

 

 ちなみにこの寺島投手、現役引退後は俳優として活躍されていた。ハムの前身・東映しかり、昔は複数の映画会社が球団を持っていた関係で、そのあたりの口利きができたのかもしれない。

 

 「問題視」された田中賢のスライディングから、川島の「39」‥‥歴史を追っていくうち、背番号にまつわる、ある一つの興味深い事実に気付いたので、次回はそれについても少々、触れてみようかと思う。